正月映画興行でも邦画が検討、商社は映画ビジネス強化、という記事がありました。

私も前年の正月休みに続いて、今年も映画を見に行きました。それも邦画(実は洋画でした)。確かに面白そうな作品が増えているようです。今回は武士の一分かな、と思いつつ、直前に硫黄島からの手紙に変更。

上映時間を調べるために電話帳で映画館を調べました。実家はデジタルデバイド、インターネットなしです。電話帳で新潟市の映画館の欄を見ると、かつてたくさんあったXXX東映、YYY東宝、松竹、日活などは消滅し、ワーナーマイカル、ユナイテッドシネマ等々のシネコン3件、名画座1件、それと懐かしいポルノ映画館の名が1件。 シネコン1件は繁華街にあるので電車・バスでも行けます。 しかし上映時間の関係で郊外のシネコンを選択。自分と友人、ともに飲酒していた関係でタクシーで行くはめに。帰りはもったいないからバスで、と時刻表を見たら1時間に1本のバスが出たばかりで、1時間歩いて帰りました。 シネコンの弱点!?


さて、硫黄島からの手紙。昔読んだ太平洋戦争戦記シリーズで名前はお馴染み、しかし映像で硫黄島を見たのは初めてでした。栗林中将の硫黄島赴任以降の閉じられた世界での玉砕に向けた実話ベースのお話なので、楽しい大活劇であるはずもなく、悲恋や友情の感涙ということも難しく、重苦しい洞窟生活の中での兵士1人1人の心持ちが描かれるという感じでした。

クリント・イーストウッド監督の米国作品ということで、違和感もありましたが、客観的に見るとこんなものなのかも、という気もします。 見て良かったとは思います。


昨年の正月見たのは、男たちの大和&あらしの夜に。今回も中村獅童が出ておりましたが、実生活を反映してか、訳のわからんカッコ悪いキャラクターでした。 お正月向けの大作として戦争映画がテーマになるトレンドは継続。来年は沖縄あるいは、中国戦線か。戦後60年ですが、この間、実話ベースでは戦争を超えるインパクトを与える出来事がなかったからでしょうか。