東証上場の東京グロースリート投資法人(8963)-資産運用会社はグロースリート・アドバイザーズ-その主要株主はパレックス


以前は 東京グロースリート投資法人(8963)-資産運用会社はパワーインベストメント(06/5まで)-その主要株主は東京リート(06/6まで)という名称でしたが、それぞれ名称変更をしています。


REITの上場時は、パレックス(東京リート)の資産運用会社に対する持分は、48%でした。しかしその後、他の株主の持分買取りで、100%の保有となりました(06/10)。


投資法人と資産運用会社は、ほぼ一体関係。役員も兼務しているケースが多いようです。主要株主の持分が100%なら、その株主と資産運用会社も一体。 だいたい不動産デベロッパー/不動産投資ファンド会社が、この3段階で リートを支配しています。

上場・不動産デベ-未上場子会社・REIT資産運用会社-上場・REIT   こんな関係です。


しかし東京グロースリートの場合、100%株主となったパレックスは未上場で、情報開示が必然的に少なくなっています。リート上場時にも筆頭株主であったとはいえ、持分は半数以下。するとこれは一種裏口上場にも近いものがあるのでは。


このパレックス、6月には株式交換により上場のビジネスバンクコンサルティングの完全子会社になると発表していました。しかし8月には当初のメリットが期待できず、結局これを取りやめると発表しています。


この登場各社、いずれも ガナバンスにやや不安を感じる会社。 東京Gリートへの投資も慎重に。

チェックすべきは、資産運用会社の株主構成。