「キャピタル」という本を読んでいます。敗者のゲームの著者・訳者コンビ、チャールズ・エリス氏と鹿毛雄二氏による作品。
世界的な運用会社であるキャピタル・グループの創設から今日までのお話。投信ブームですが、資産運用会社に興味のある人にはなかなか面白い本です。 キャピタルの名は、大量保有報告書にも頻繁に名前が出ますが、なかなかそこで働く人を見かけることはない、という会社。勿論直接の上場会社取材はたくさんやっているようですが。
今年前半、キャピタルの動向が投資業界で注目を集めました。ライブドア事件後、キャピタルが昨年10月でいきなり6.54%の保有と届けを出していたことから、あのキャピタルもだまされたのか!という感想。その後、2月事件で暴落後に8.58%まで買い増したことを届け出ると、さすが、という感想。結局その後、その株をどうしたのかわかりませんが、その時々、どのような判断をしていたのか聞いてみたいものです。