日経新聞11面に一橋大学服部教授のコメントが。

なぜ王子、あるいは他の株主は 三菱商事への第三者割当増資の差し止め請求をしなかったのか?の問いに

「裁判所は資金使途があり、価格が大幅安でないかぎり、第三者割当増資を認めてきた。今回も王子は差止請求しても認められないと判断したのだろう。」

これは同感。 合理的な株主も無理だ、と判断した。

一方で、合理的かつ対抗手段を取るまのアクティブな株主のいない、オーナー・役員と個人株主だけのような新興企業では、明らかに株主軽視の、おかしなファイナンスがまかり通っています。(ウェブマガジンで少し触れています。

http://www.irstreet.com/top/irnow/irnow20060901.pdf  )


ここはやはり取引所のルールが必要。 またガバナンス意識の低い取引所、システム能力、商品性など投資家のための利便性で競わず、上場基準の緩さで競うような取引所は、統合・廃止していくべき。 ただグリーンシートのように、自ら多産多死の面を認めて、それを承知で投資してください、というなら潔い。