TOB、そしてそれに続く株式交換で完全子会社化へ。
本日の日経新聞11面の記事参照。
TOB価格は1株930円、株式交換では阪急の先週終値580円×1.4株=812円。
TOBに応じないと 株式交換では損ですよ!ということでやや強圧的、とも書かれています。
阪急のアドバイザーはテレビによく出ておられるGCA代表佐山氏。
4月のGCA社月例セミナーでは、 現金株式交換の話でした。
例として、TOBで経営権取得後、株式交換で完全子会社化の際、株式交換の対価を現金にしてもよい。
ただしその際の現金価格は、直前のTOB価格を下回らない。それは 少数株主にTOBに応じるような圧力を掛けてはいけない、という少数株主保護の観点から。 そういう説明でした。
この場合では 交換時の対価も930円の現金か、それ相当の株、今回なら1.6株でしょうか。
そんな説明を佐山さん自身がセミナーではしていたので、今回のケースは ややや、むむむ? という感もあります。
村上さんのような悪者には そういう圧力を掛けてもいいのです!と佐山さんはおっしゃるかもしれませんが、残る一般株主にも同様の圧力を掛けるのはやや矛盾も。