また「Web進化論」(梅田望夫)から
ブログのことが色々出てきます。昨年までの僕は、この本を読んでも理解できなかった、そもそも読もうと思わなかったでしょう。何が違うかと言えば、僕が1月からブログを始めたこと。それまでブログというものの存在、それを商売にしたすごい新興企業や色んなビジネスがある、という話は聞くものの、ブログそのものは実はよく知りませんでした。
1月から毎日 書きつづけ、ようやく使い方、書き手の気持ち、ブログで形成される・・何というか そういうもの、が少し分かってきました。 それでこの本の内容も 素晴らしい、と思えるのです。
さて、引用。161ページ。信用創造装置としてのブログ。
著者は、誰かに会う前に、その人がブログを書いていれば、それを読んでどんな人か想像するそうです。その点で個人で仕事をする人にとっては、ブログ作成が大きな信用作りになる。その意味では実名でブログを書くことが重要。 一方、大組織で働く人は 個人のことが やたら外部に出ることを嫌う。そんな必要もない、むしろ嫌う。組織内で反発を受けるので。
アメリカでは(アメリカ出羽守!) 実名で書く人が多く、日本では匿名が多いそうです。(確かに。)それは人材の流動性とも関係するという考察。 ブログを書きつづけることで、書き手は成長するし、その作品は その人にとって転職・就職のための有力な履歴書になる。(なるほど)。
東京IPOのブロガー3人はいずれも 実名でやってます。これは 会社・サービスの認知度アップには実名でないと、という編集長命令によりますが、プラス 3人の履歴書作り でもあった! そう考えると、なかなかアフィリエイト収入が入らなくても、別なインセンティブが得られた気がします。
ちなみに東京IPOのメールマガジンにも 実名でコラムを書いていますが、こちらも同じです。
Web進化論は残り1/3. まだまだ 面白い話がありそう。