昨日はヘルスケアREITについて触れました。今週号の日経ビジネスで 老人ホームの特集。ややネガティブなトーンで、結構 投資家・発行会社など気にしているところもあるようです。


高額な入居一時金への批判と介護付きホームの自治体ごとの総量規制がテーマ。


確かに入居一時金は減っていく方向と思います。アメリカでは 一時金方式は少ない。

これまで日本は 不動産保有と運営が同じで、零細なホーム運営者が建物を建てるには、一時金を先に貰わないと 建設資金がでないという本題がありました。また 家賃未払い者が出ても、追い出すのも難しい面もあり、家賃先取りの 入居一時金方式が定着したようです。


ただ日本でも不動産保有と運営の分離の方向に進んでいます。中小型物件は不動産オーナーが建築し、運営者がマスターリースというのが定着してきました。 大規模な物件についても、開発型証券化などで資金調達ができれば、入居一時金は不要になるかもしれません。また リプラスのアパート賃料保証のように、有料法人ホームの家賃保証サービスも 出てくるのでは。

また入居一時金はないほうが、通常の不動産物件となり、REITへの売却も簡単そうに見えます。


また総量規制対象の介護付きホームは減少、その他のタイプが増えそうです。


こうした環境下、準備万端で新規参入のランド(8918)に注目。入居一時金は取りますが。

日経ビジネスで大幅値引き販売と紹介された コムスン(グッドウィル)はどうなんでしょうか・・・