モンティ・パイソンのホーリー・グレイル シーン1 | Monty Python's Fun Cycling .. Part II ... 勝手に翻訳!

モンティ・パイソンのホーリー・グレイル シーン1

(一面の霧。馬に乗っているつもりのアーサー王と、馬のひづめの効果音を鳴らしながらついてくる従者。とある城へたどり着く)

アーサー王:あそこだ!

兵士1:止まれ! 誰だ?

アーサー王:我こそはアーサー、ウーサー・ペンドラゴンの子、キャメロット城から参った
ブリトン人の王にして、サクソン人を制圧し、イギリス全土を治める者だ!

兵士1:連れのほうは?

アーサー王:連れ?...我が頼れる家来パッツィだ
我らは国中を馬で駈けめぐり、キャメロットの宮廷にて我にくみする騎士を探している
お前のあるじたる領主と話をせねばならん

兵士1:何? 馬で駈けてきた?

アーサー王:そうだ!

兵士1:ココナッツじゃないか!

アーサー王:何だと?

兵士1:ココナッツの殻を半分に割って、叩いて音を出してるだけだろ!

アーサー王:それが何か?
我らはこの国が雪に覆われた冬のさなかから駆けめぐり、マーシア王国を抜け、また...

兵士1:そのココナッツはどこで手に入れた?

アーサー王:見つけたのだ

兵士1:見つけた? マーシアで?
ココナッツは熱帯植物だぞ!

アーサー王:何のことだ?

兵士1:ここは温帯だろうが

アーサー王:ツバメは太陽と共に南下し、イワツバメやチドリも冬には暖かい気候を求めるという
ココナッツとてこの国では珍しくもない

兵士1:ココナッツが勝手に旅をするとでも言い出すつもりか?

アーサー:いやいや 運ばれてきたかも知れんではないか

兵士1:何? ツバメがココナッツを運ぶってか?

アーサー王:殻ならつかめるだろう

兵士1:どこをつかんだかって話じゃない
単純に重さの比較の問題だ
5オンスしかない鳥が、1ポンドもあるココナッツを運べるわけがないだろ

アーサー王:いや、そんなことはどうでもよろしい
お前のあるじに、キャメロット城のアーサーが来ていると、伝えてきてくれ

兵士1:いいか
速度を保つために、ツバメは毎秒43回も羽ばたかなきゃならないんだ

アーサー王:頼むから!

兵士1:よく知ってるだろ?

アーサー王:関係ないから!

兵士2:アフリカツバメなら運べるかもね

兵士1:ああ、うん、アフリカツバメならそうかもな
だがヨーロッパツバメじゃダメだ そこが焦点なんだ

兵士2:あー そうだね

アーサー王:お前のあるじに、キャメロット城に来たくないか訊いてくれ!

兵士1:しかし言うまでもなく、アフリカツバメは旅をしない

兵士2:うんうん

兵士1:だからいずれにしろ、ココナッツは持って来られないんだ

兵士2:ちょい待ち
2羽のツバメが一緒に運んだら?

兵士1:いや、並ばないと持てないだろう

兵士2:簡単だよ! ツタの蔓を使えば!

兵士1:えっ、翼の下にくくりつけるとか?

兵士2:そうだよ!