面接や採用活動を通じて社外の人と話していると、
前職や在職している会社の不満をよく聞きます。
それらは会社の仕組みや役割の定義付けの曖昧さに
対してのことがほとんどです。
給与に不満を言っている人の話を聞くと、
会社の昇給の仕組みが曖昧で分かりづらいことが原因であったり、
残業が多いので退職した人の話をよく聞くと
どこまで仕事をすれば、今日終わるのかが分かりづらそうだったり。
しかし、その曖昧さを当社では無くすように取り組んでいます!
と話すと・・・
「それは良いですね!」と賛同してもらったのに、
そういった人に限って、当社の中に入ると
曖昧さを残した仕事をしたがる言動を聞きます。
「細かい」とはよく聞きますが、
曖昧さの反対が「細かい」であって、
美は細部に宿ると言います。
細かいことにこだわれるかが大事でありますが、
そもそも「細かい」の定義自体が人それぞれで
細かいと思っている人が感じることは
他人からすると「当たり前」ってこともあります。
細かいと思っている人の感覚がつくられた環境が
当社より緩かったのかもしれません。
そういう当社も他社からすると緩い部分を指摘されることも
多々あります。
「曖昧さに不満を感じて転職した人が、
実は今まで曖昧さに救われてきた」
正直、皮肉もありますが、それを自覚できないと
一皮むけることが出来ないと思います。
社内の新しい人たちを見ているとよく感じますが、
指導をしてくれている社員のお陰で
新入社員の曖昧さが取れていくのを見ると
嬉しく感じます。
皆で曖昧さを無くしていきましょう。