プライベートでは付き合えない仕事仲間はダメなのでしょうか?


敢えて、この話題を書いてみようと思います。


大きく分けると、先週のコミュニケーションと同じカテゴリです。

会社経営をしていると、人間関係の重要性が年を増すごとに痛感します。


極論ですが、ミスをしていても、コミュニケーションが取れていれば、過度に言われることがないように思いますが、逆にコミュニケーションが取れていない為に過度に注意されることもあるかもしれません。

少なくとも自分のサラリーマン時代は前者であって、ミスはしましたが、皆温かく指導してくれていたと思います。



しかし、そのコミュニケーションも行き過ぎると、また問題になってきます。

仕事仲間の枠を超えてしまったりした時がその代表ケースで、
色々な価値観の人がいる中で自分の価値観のみで近寄ってしまうと、
実は価値観が違った人で自分の思わぬ結論になってしまうことがあります。

良かれと思ってしたことが仇になったりすることもあるでしょう。

しかし、根本の原因は仕事仲間の枠を超えてしまうことが原因になっている場合が多いと思います。

最近、偶然プライベートでも2人、社内でも2人と連続して同じ話になったのですが、

同僚との相性で

「プライベートでは付き合えない」とか
「結婚相手なら嫌だ」

と表現をしているのを聞いて違和感を感じました。


同僚との相性はプロであれば

「一緒に利益を生めるか」

が大事であって、プライベートで付き合えない、
結婚相手だったら嫌というのは当たり前の話だからです。


そういう人に聞きたいのは、逆に

「プライベートでうまくいっている人とは仕事出来ますか?」

と聞きたいです。

そりゃ、出来ると思う人もいるでしょう。

しかし、出来ない人も居るのではないでしょうか?

プライベートでは家族も含まれますが、家族ではどうでしょうか?

少なくとも僕にはプライベートで仲のいい人でも、仕事は出来ないと思う人はいます。


むしろ、その人と比較しても、今一緒に仕事をしてくれている社員たちの方が
仕事仲間としては頼りになると思います。


何故か、プライベートでうまくやっている人を

「仕事では一緒にやれない」という話はきかない。

本当に不思議です。


そういう人からすると、

プライベートの友人>仕事仲間

なのでしょうか?



仕事仲間は色々な利害関係があるので、プライベートとは全く異なるものです。


僕の考えでは対比することがそもそも違うと思います。


大事さは同じです。


一緒に仕事をしている社員も友人同様に大事です。

友人の中にも正直な話、大事な人とそこまでではない人もいます。

大事な友人の有事には駆けつけたいと思いますが、
社員の有事も同じです。

だからこそ、仕事で一緒にやっていけるように
仕事仲間なりの「気遣い」が必要です。

社長ですが、年上の社員に敬語を使って、敬意を示すのも
僕なりの仕事仲間への気遣いです。

仕事仲間とはプライベートでは会わないというのも一つの気遣いなのです。

目線が上がってくると、友人や家族などプライベートの付き合い方はしなくなります。

当社の社員には、社員間で「仕事仲間特有の気遣い」をしてほしいと思います。


※誤解の無いように書きますが、仕事仲間でもプライベートでも付き合える人は居ると思います。

それを普通と考えずに、普通以上に気の合う人だと思ってほしいということです。