今週も忙しかった!
って言うより、日曜の今日も祝日の火曜日を休みにする為に
出勤しているので進行形です (笑
(休みは週に一日と自分に課しているので)
昨日の土曜日は仕事を終えてから、
京都で焼肉。
こう書けば親しい人は「○○さんの所やな」って分かりますが、
基本的に自分が場所を選択できる場合の焼肉は
この経営者の方の京都のお店です。
お任せで良いお肉を出してくれるのもあるのですが、
それより何より僕の人生の師匠なので、勝手にそう決めています (笑
身内に不幸があった中、式が終わったら、
即帰国というハードスケジュールを組んで
ハワイまで自分の結婚式に駆けつけてくれたような人です。
そして、食事を一緒にしたのは3人がアングラな業界で知り合ってもう10年、
お互いに陽の当たる?表舞台での経営者となって色々と教えてくださる社長。
社内で言うと、事務所の入り口に飾っている観葉樹を社長就任時に
贈っていただいた方ですが、経営者としては真逆のスタンスなので
非常に刺激を受けます。
まぁ、この3人が集まれば、高卒でろくに勉強もしなかった者が
経営者になっているという共通点があるので、やんちゃな話になるのですが、
僕が末っ子なので色々と甘えさせていただいています。
お互いの会社の現状の話になりましたが、
色々とお話いただいた中で興味深かったのは
社員全員で会社の経営革新に取り組んでいる話。
社員全員から色々な要望を吸い上げて、それを反映していく作業を
今年一年取り組んでおられるとのことでした。
社員の方からは第3者である僕も予測はつきましたが、
要望の中でも一番多いのは人事考課です。
面白かったのは話を聞いている外部である僕からすると
自分本位の要求や要望もそれを受け入れると他で困る人が出てくる場合の話。
例えば、営業の会社で営業力がずば抜けている人が
「もっと評価してほしい!」という要望があっても
それを聞きすぎると弱者である営業力では少し劣っている人には
厳しい人事考課が現実的です。
当社のような製造業においても同じで
偏った人事考課は逆のタイプの人にとっては厳しいことになる場合が多いです。
また、同一の人物でも成果を重視しすぎると
成果が高い時は良いのですが、
成果が落ちたり、何か病気で入院となっても
本人が考える最低限より下回ってしまう場合があります。
だからこそ、ある層に対して100点の人事考課よりも
色々な層に対して70点~80点の人事考課の方が良いと僕は思っています。
話は戻り、この社長の会社でも要望を聞いてみると
要望を言った人に偏った要望だったので、
「それを聞いてもいいけど、他の○○君などは困るよね」
と話すと・・・
「う~ん」と建設的にそれをブレイクスルーする案を考え出すそうです。
僕も常々人事考課については頭を悩ましていますが、
スタッフにも採用時から言っている基本ラインは・・・
「給与は自分で決めてくれ。
それに見合った仕事は決まっているから、
欲しい給与が決まれば、その仕事をしてくればいい」
僕の仕事はその「見合った仕事」が出来るようになるように
手伝いすることだと思っています。
以前までは社員の収入を少しでも上げてやらなければと
引き上げる事に義務感を持ち、
もしかすると無理強いをしていたかもしれません。
日々、経営していく中で不平不満を聞くことは当然あります。
その結果、行き着いたのが
「スタッフが自分で考えたところに導いてあげる」
です。
その為に会社の仕組みをしっかりと線を引くことが
公平な人事考課に繋がるのでそこを常に意識して
問題が有れば是正していくことが僕の仕事だと思っています。
先日も試用期間が終了しそうなスタッフから
研修について質問を受けました。
試用期間を3ヶ月もっているのですが、
試用期間中の研修の進みが定めているところまで
来ていなかったので、急いで研修を行なっているのも、
それも上の考えから来ることです。
僕としても早く研修を終え、正式な社員になってほしい。
研修が長引いても会社も僕としても何もメリットはありません。
むしろ、研修中のスタッフが多いと
それを支える売上げを上げる為に自分も遅くまで残る必要があります。
だからこそ、正社員になって、夏冬の賞与や昇給もドンドンしてほしいと思っています。
しかし、それは大前提にスキルが伴わなくてはなりません。
スキルが伴わないのに、引き上げてしまっていた事が数年前の僕です。
それをすると困った事になるのが
①上司からすると求めすぎてしまう
②部下からするとやらされ過ぎで不満となる
この2点です。
この研修社員のケースでも正社員になれば
当然ながら、正社員としての責任感を求めます。
正社員になってから技術の事を教えていきますが、
それらも自主性や前向きな仕事が必要になってきます。
それを今、研修もせずに求めてしまうと
多分行き詰まってしまいます。
多分、研修社員だからと大目に見ている部分が
本人の能力からするともっとできるはずだと
一気に注意に変わってしまいます。
試用期間中だし、若いからと笑いながら注意している
雑談や仕事の意識でもそれを注意する側に
まわってもらうことを求めます。
勉強やお互いに知るのが試用期間であって
それらがどちらかの準備が出来ていないのに
進めてしまうと問題が有ります。
ただ、世間一般との違いは研修が伸びても
それほど督促はかけないことです。
と言うか、急かすことはほとんど言いません (笑
ただ、自分がそれでは駄目だ!正社員にならなければと
思う人が研修を進めていけば良いと思っています。
だからこそ、試用期間の延長は会社としては
仕事を頑張っているのなら
3ヶ月でNGとせずに本人が自主的に
「正社員の責任感を求められても大丈夫!」
となるまでゆっくりと待つこととしています。
会社にとっては人は大事な人財です。
皆がドンドン成長してもらえる場を提供できるように
今後も色々考えたいと思います。
最後になりましたが、金川さん、澤田さん有難うございました。
結局、家までたどり着かず、京都で泊まって帰りました (笑