新入社員が色々と頑張っています。
継続して、今年の採用活動を続けています。
毎日、面接を2件くらい入っていますが、
「ものづくりがしたい!」と言う人が多いです。
昨日の稼ぎたい!に続きますが、
現実的にはものづくりを知らない人の
「ものづくりをしたい!」はイメージ違いが多いです。
①プラモデルを何日も掛けて作っているようなものではない
実際には自分の腕が未熟な間は一つの段取りに時間が掛かり、
最初は余裕をもった日程設定にしても詰まってきます。
②最初は何でも刺激的。でも、それは日常的になってくる。
ものづくりに限らず、仕事に限らず、何でも最初は刺激があります。
でも、それは段々に慣れてきて、当たり前になってきます。
そのうえの「何か」を見つけないと、どんな仕事でも飽きてきます。
飽きてくる人全てがその「何か」を見つけることが出来ない。
刺激のある間に目標やモチベーションを見つけないと、刺激の反動が来ます。
③未経験の業種に入るには覚悟が必要
これもものづくりだけではありませんが、未経験の業種に入るには覚悟が必要です。
年下の先輩に注意されることもあります。勉強も必要です。
会社の仕事だけでは覚えられるのも評価もそこそこでしょう。
自宅でも勉強するくらいの気概が必要です。
これは製造業に限らず、休日に営業でも営業スキルを高めたり、商品知識を積んだり、
運送業では担当エリアを自分でまわってみたり、
美容師の見習いがカットの練習をしたりすることは必要だと思います。
これは押し付けは出来ませんが、未経験の業種に入って
「休日だから」なんてことは考えず、必死に腕を磨くことが必要です。
会社に来なくても出来ることはたくさんあるはずです。
あまりにもものづくりに幻想を抱いている人には、
このようなことを面接で話しています。
(タイプによって内容を少し変えますが)
それと僕自身が見ているのは向上心です。
正直な話、「これでいい」と思ってしまうような人は今後の競争力を考えると採用出来ません。
何かしらのやる理由を持っている人、
将来、最低でも主任職くらいまではならなければならない理由を尊重します。
例えば、結婚を考えているなどです。
今日、若い社員と面接時の事について話しました。
その社員は僕の指導下にありますが、
納期を間に合わすためによく残ってくれています。
(残るなら、自分の為に研修に使いなさいと言っているくらいです)
話は変わり、明日はISOの審査日。
体制の変更や少しISOなどへの取り組み方法も変えていき、
今回はあまり社員に負担を掛けないように
明日の審査以外は入ってもらっていませんが、
明日の審査では重要な部分を認識してもらい、
また一段意識を上げてもらいたいと思います。
この1週間、作成できていない書類は無いか、
また書類作成に追われています。
現場にもっと入れると売上も上がると思ってしまいがちですが、
このタガを外してしまうと、崩れる部分があるのも事実。
皆が自社を守る為にISOの必要性を理解し、
各々のレベルで取組みに自主的に参加してほしいと思います。
ISOの書類チェックが前日の今晩も続いています。