指導を通じて感じること。


①社員指導と子育ては似たようなものだということ。



最近、FMで流れているサントリーのCM。


親の言うことを幼少期は素直に聞く。


歳を重ねて、物心がつくと心の中で


「うるさいな~」と思う。



しかし、自分に子供が出来ると、

子供の時に言われた同じことを言っている自分が居る。


色々な注意に共通するのは「幸せになってね」という意味を含んでいる。


表現は合っているか分からないけど、こういった趣旨のCM。



仕事でも細かいことを言わなければならないシーンがあります。


社員の指導も細かいことを言わなければならない時がある。


もっと自分の機械の周辺をきれいに。


挨拶をしっかりとしよう。


仕事を依頼する時にお礼やお願いの仕方を考えよう。



などなど、一見技術に関係しないことで注意することがある。


自分の事だけを考えると

「細かいな~」や「うるさいな~」だと思います。



しかし、せっかく技術職についているのだから、

一流の技術者になってほしいと思います。



それは仕事が出来ればいいって領域ではなく、


魅せる仕事が出来ること。



周辺が汚いのに一流の技術者ではない。


挨拶が出来ないのは技術者以前の問題。


仕事の横のつながりを意識するのも技術者以前にどんな仕事でもあること。



お客様の中でもベテランの営業マンは


整理整頓が行き届いているので、仕事もしっかりとしてくれるだろう。


しっかりとした挨拶が出来る工場はお客様への対応も大丈夫だろう。



などなど工場見学ではそういったところを見られます。


言わば、受注にも少なからず影響するのです。


弊社の社員で誰一人として受注量で困っているとは思わないでしょう。



しかし、こういったことの積み重ねで受注も頂けるのです。


視野を広げると、「うるさいな~」や「細かいな~」と思うことの

重要性が分かると思います。


正直な話、中途採用がメインの中小企業では、

その会社のポリシーや技術以外の一般常識は

教わってきていると理解しています。



上記の挨拶や3S(整理・整頓・清掃)などは一般常識です。


こういったところは社会を出て、2、3年を超えている人は

一般常識と理解して、率先してするべきです。



その根底には


「一流の技術者になってほしい」


そういう気持ちがあるからです。