年末からずっと社内に檄を飛ばしています。
その理由はこの不況という理由も確かにその一つなのですが、そもそも他国で起きた金融不安でこれだけの影響ってどうなんだろう?って感じます。
逆にいえば、このくらいのリスクでこれだけ国家がグラグラするということは日本自体が制度疲労、若しくはバブル的な要素が知らない間に進み、世界的に社会構造自体が変わろうとしているように感じます。
自動車についても若者の車離れ、一時期のガソリン高騰、新興国のメーカーが勢いを増してきたことなどニーズが変わってきていることも自動車業界の不況の原因で金融危機が原因だけではなく、景気が回復した後も残るニーズは多いと思う。
だからこそ、会社内も構造改革をし、今の経済状況がスタンダードとし、この状況で利益をしっかりと確保できる企業体質へ変える必要がある。
大手もこれだけの細かい体質改善を実践している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090109-00000182-jij-bus_all
そのスピードが早い会社が次の勝ち組になるのでしょう。
売上の数字など、弊社は比較的世間で聞くほどの影響はまだ受けていません。
だからこそ、そういった業績ではなく、会社内の構造改革・意識改革へのスピードを上げることに焦っています。
だからこそ、柔軟な対応の出来る社員・自発的な社員に成長してもらうように考え方を添えて檄を飛ばしています。
次の時代にはどういった社会構造になり、人事面・営業面などの次の経営戦略などを考えられて、それを実行に移すことができる人材育成が急務です。
昨日も昇格の掛かっている社員に時間管理で注意しました。
昇格審査の対象でもある現場運営にせっかく挙手をして、責任者になっているのに今日というチャンスを意識していないように思えたからです。
決して彼は手を抜いたり、遊んでいたわけではありません。
全力で仕事をしていてくれていました。
但し、現場運営という観点からみると、夜出掛ける時間の把握や全体的な仕事をここまでするぞというタイムスケジュールなど課題はかなり残った結果となったと思います。
それがスキルが足らないのであれば、何も言わずに諦めます。
しかし、リーダーシップにも目覚めだしてここ1、2カ月の意識の向上は目覚ましいものを感じている。
だからこそ、昨日は朝から晩まで現場運営について勉強する必要性があったのです。
完璧を求めている訳ではなく、そこへの意識を持ち続けているかを問うたのです。
中堅にもなってくると、気配りや行動力などルーティンワーク以外にも求められる要素がたくさん増えてきます。
また、自分自身の成長が不可欠な人は自ら叱られるくらい、周囲の期待度と本音でぶつかっていかなければなりません。
淡々と仕事して、急に「君、昇格ね」と辞令が下りるような高度成長期の会社かお役所みたいなことは現代ではあり得ません。
自らがそこをぐっと掴まなければいけません!
彼だけではないですが、弊社の中堅社員にはもう少し打たれ強くなってもらう必要性、また考えたことを実行に移し結果を出す実行力、そして考えていることを常に念頭に置く意識の向上を、上記のような固い表現ではなく、一つ一つの行動を掻い摘んで(かいつまんで)説明しています。
今は毎日が劇的な変化を遂げなければならない時!
それがプレッシャーになる人には、極端に言えば今だけもで良いのです!
但し、ルーティンワークを頑張ろうと言っているのではないですよ(それは当然です)。
社員一同が今の状況で利益を確保できる会社への構造改革・意識改革が出来れば、今だけでも良いということです。
その体質がしっかりと新たな企業風土として馴染めば、同じことをしていても辛くは感じません。
何故なら自分自身が成長すると、当然ですがそれが新たな自分のスタンダードになっているからです。
これを見て、次のチャンスを生かせるように、社長や僕に訊いたり、自分で調べたり、すぐに何かを行動し始める実行力を期待しています。
次にリベンジすれば良いのだから。
話は変わり、友人の会社のHPを見ると、その会社に別の友人が働いていることを知りました。
彼も個人としては凄く優秀なビジネスマンでした。
そして、独立しました。
だが、事業がうまくいかなかったのでしょう。
僕自身もそのジャンルの事業の立ち上げに関わったことがあった為に立ち上げの際には事業計画書を持って僕の自宅まで来て、相談も受けていました。
その相談を受けたのが今ブログを書いている僕の書斎であるのも不思議な感覚です。
決して、将来性の無い事業ではありませんでしたが、次の展開をしっかりと考えなければならない事業だったと思いますので、その辺りをアドバイスした記憶があります。
ゴーイングコンサーン。
大同生命のCMでも言われていることですが、事業の継続性の難しさを改めて感じました。
弊社も50周年。
次の50年に向かって頑張らなければならないし、第二創業と言われる時期に差し掛かっています。
頑張ってくれる社員には自分の身近なところまで早く成長してもらって、経営チームとしてこの時期を頑張ったと名前を残したい。
その為にはチームの一員にはがむしゃらになって少数精鋭でやるしかない。
全員が業界で名前が売れている社員であってほしい。
休みの間も出来ることはたくさんあります。
しょうもないアピールでは無しに、結果の見込みの報告として、「こうしたら、効率が上がることが望めます」と言い切れるようなアイデアを待っています。
上記の友人には新たな道で成功してもらいたいと思います。