4月1日。



色々目に入るものから初心に返れる日。



当社に入社したのは10年前の今日。



入社といっても、初日から機械メーカーであるスター精密㈱の研修を受けていたので、出社はせずに静岡に居た。



前日の昼間に静岡入り。



3DKのマンションに3人ずつ、2件あったので6人での共同生活だった。



その時はシボレー・カマロのマフラーが直管仕様で爆音をたてて、マンションに到着すると後から聞いた話では同期の研修生は『どんな人が来たのか?』という感じだったらしい。



しかも、大阪からはもう一人参加していて、その彼も日産シーマを改造した車で来たものだから、大阪の者は勉強する気はあるのか?という感じだった。



でも、研修は本気だった!



しかし、今まで勉強もせずに過ごしていたので、机に座ると眠くなってしまう習性があり、質問は決行するが、講師をしている人が黒板を見ながら解答をしてくれて、こっちを見るとコックリ、コックリぐぅぐぅとやってしまう始末で空回りをしていた。




その研修、2年コースと1年コースがあったが、実は僕自身は『1ヶ月で教えてください』と勝手にコース設定。



偶然にも大阪から来たもう一人も1ヶ月コースだから、本当にやる気あるのか?と今なら思う。



その1ヶ月の間に、清水のイチゴ狩り、北は静岡市内、、南は浜松市内で夜の徘徊、挙句の果ては電話を引いていた研修生の部屋で色々と長電話(内容はあまり書けません)など、1ヶ月の間に静岡を堪能した。



特に浜松市内へはマンションから1時間掛かるのに、毎晩のように行っていた週もあった。



今でも同期の人とも繋がりを持って時折連絡を取り合ったり、食事をしている。



反面、帰阪してからは、本当に死ぬ気でやりました。



かなりの確立での徹夜作業。



今しか出来ない、今やらねばいつやるんだ?という気持ちでストイックに仕事をした。




遊びも同じくらい頑張りました。



涙を流したことも、机をひっくり返したことも数知れず。



精神的にまだガキで、その反面、愚直に仕事に向かえていたと思う。



20代の自分に比較すると、体力も衰えてきたが、仕事への熱意は変わらない。



少し違うのは、昔の僕は自分を成長させる為に、今はスタッフの成長の為に頑張るということ。






その積み重ねが今の僕で、少しでも社員に説得力のある話が出来ているならば、過去の自分に感謝したい。




スタッフの皆も、先日講義をしていただいた、協和石油ルブリカンツの社長の話にあったとおり、根をはって仕事をしてください。



そうすれば、根をはった『森岡精工』という土台の成長も気になるはずです。



それを成長させるのは他でもない自分だと自負してください。



昨日、弊社は日刊工業新聞に先日社長が受けた取材についての記事が掲載されました(29ページです)。




その中でも書かれている社名変更も僕なりの気持ちとして、『森岡』この二文字を外したかった。



アルファベットでは残っていますが、この2文字を外すことで、より皆が自分の会社だという気持ちになってほしいという思いを込めました。



今一度、入社した時を思い出し、皆で初心に返って頑張ろう!



目標達成した3月はもう過去のことです。



気を抜かず、4月も目標達成して、年末に気持ちよく遊べるように頑張ろう!