今日は月曜日。




例によって、忙しい曜日。




午前中は問合せや社員への技術アドバイスで一気に時間が過ぎる。




午後、ようやく自分の仕事に向かっているが、社員の新規製品の技術アドバイスで、自分への仕事の時間が途切れ途切れとなるが、前向きな質問には出来る限り、無責任なアドバイスはしたくない。



ただ一方で、後ろ向きというか、判断を全てお任せみたいな質問には絶対に答えない。




これは『自走できる社員教育』をポリシーとしている僕が絶対に譲れない。



皆、質問するときには言葉を選んで話している。





でも、それで良いと思う。



これからの製造業は個々の説明能力が問われる。




社内で説明の練習をしないと、練習する場がない。




そうこうしている内に夜。




19時に僕が担当しているお客様の中でも特に懇意にしている営業マンの方が来社。



今回受注している製品の担当者との打ち合わせ。






最初は仕事が詰まっていたし、任せようかと思ったが、フォローしなければならない事柄を思い出して、2階に上がる。




そして、3人で打ち合わせ。




途中からは、雑談となり、社員教育や横に座っている担当者の話になった。




色々と身内である僕からでは話せない事を外部であるその方から話していただく。




いつも、ガミガミ言われてる社内の人間より、外部の人間に言われる方が、人間よく話を聞けるもの。




その方が言われていた話こそ、まさしく『経営者的視点』。





サラリーマンであってもこの『経営者的視点』がこれからは必要。




また、その話を「フンフン」と聞いている内は、まだ自分のものではない。




自分の口から、自分の言葉で話せてこそ、自分のものとなっていると考える。




後から、この担当者退社前にいつもなら遠くから挨拶をするのに、寄ってきて・・・・











「今日の話は勉強になりました」













今まで、表情ではそう感じているな、と思っても言葉では聞いた事がなかった。






そう!自分の口で感想を言うことが大事。





そう聞くと僕がその担当者の方にこの件を言う。





話した2人にとって、これ程嬉しい事はないニコニコ




なんか、また一つ社員の成長を感じた日だった。




その分、遅くなり、まだ会社だが、今日は気分よく帰れる。





結果的には良い一日だった。