今日はO社の監査が朝からあった。






監査は誰しも良いものではないとは思いますが、僕自身は少し捉え方が違う。






ISOにしても、社内のルールにしてもやはり社内の人間から見たもので、どこか客観的に見れていない事が見てもらえるというメリットが一つ。






今後、取引をしないところに監査をしていたら無駄な時間になるので、監査に来てもらえるということは今後も取引を継続してもらえるというメリット。






この2点のメリットを享受できる良い機会だと思う。何でもポジティブ、ポジティブニコニコ社内においても同じ内容をMTで話した。






夕方からは、ある機械メーカー様の代理店の方が来社され、1時間強お話をした。






印象に残ったのは、その方が色々な会社を見られての最近の傾向。






やはり、製造業は日本の根幹だという事。






ただ、その中で若手の職人に共通するのは道具に頼る人が多くなり、「△△がなければ、出来ない」とか、「市販品の○○がこの加工には絶対必要」などのセリフを良く聞くとの事。






その話を聞いて、自分のセリフや社員のセリフを思い出したり、その後注意して聞いてみた。






確かに、否定できない部分もあるが、当社の社員は分からないながらも、社長や僕のアドバイスを素直に聞き、とにかく言われた事を試したりして、確実に自分のキャリアにしていっている。






手前味噌ながら・・・・






誇りに思いましたニコニコ






その方が言っておられた。






同じ会社にいても、ベテランの職人が技術を伝えても、もちろんだがレクチャーを受けている者がすぐには全て出来ない。






と言うより、出来ないことの方が多い。






これが「腕」であり、「技術」だと。






製造業に携わる者は、給料を貰いながら、それを得ているのだと。






当たり前のことだが、言われないと忘れてしまう製造業の大事な部分を思い出させてくれるお話だった。