昨日の続きです
まずこの試練が始まるまでに
私の身の回りで起きたことを残しておこうと思います
数年前、まだ旦那と別居していなかったころの話です
その日は家族で電車に乗って遠出していました
夕方前に電車に乗り込み帰路に就いたとき
ある駅で電車が止まりました
人の流れがあり
ふと一組の男女の足が見えました
私は少し眠かったということもあり
うつむいていたので
ひざから下が目に入りました
「あれ、この足…見覚えがある」
胸がいきなりドキドキして
眠気が一気に飛んでいきました
怖くて顔があげられなかった私は
隣に立つ女の子の顔をちらりと見ました
それが彼と最後に会った時に
付き合い始めたと聞いた女の子、その人だったのです
隣の人の顔は見なかったけど
少し長身な彼女より少し低い身長
ああ、彼だなと思いました
もうそれからあとは
ずっと俯いたまま彼らが下りるまでジッとしていました
幸い子供たちは疲れて眠っていたので
私も寝たふりをすることができました
それから近日中に
今まで傍にいたときにも見たことのない
彼が出てくる夢を見ました
白いシャツにデニム姿で
引っ越しの準備をする私の荷ほどきの
手伝いをしてくれている夢でした
楽しく談笑する夢で
「久しぶりに彼っぽい人を見て、夢を見るなんてなー」と
その時は暖かくも自分に対してあきれた気持ちを抱きました
それから数週間の単位で
彼が夢に出るようになり
おいおい、なんでこんな出てくるんです！？
と思っていたころ
旦那が子供に手を上げるようになってきたのです
そしてある大きな事件を境に
夫婦の溝が決定的になるのです
次へ続く
良かったらご覧ください