鍼灸学校に通学していたのは、20年以上前になります。
全国に鍼灸学校はいくつかありますが、それぞれの学校に特色があります。
私の通った学校は東洋哲学に力を入れていました。
東洋医学の真髄は病態の見立てにあります。その基礎となるのが東洋哲学で、必須科目の東洋医学概論等でその概要は学びます。
しかし、私の通った学校は、それ以外に気学や易経の授業があり、東洋哲学をしっかりと学びました。その理解が深まると、病態の見立てだけではなく、いわゆる「占い」のような事まで出来る様になります。
気学や易経は、最初のうちは理解するのが大変でした。しかし、その内容を突き詰めると宇宙・万物の成り立ちと、その関係性を学ぶ事です。この魅力に引き込まれて、いつしか学生同士で「占い」のような事をするようになっていました。時には有志で先生の自宅まで学びに行くこともありました。
私は、当時から上手く言い当てる方で、在学中から見て欲しいと言われる事がよくありました。そして、卒業後は大手の治療院に勤務しますが、そこで出身の専門学校の名前を答えると、「占いができるの?」とよく聞かれたものでした。自分も嫌いではなかったので、いつも軽い気持ちで「できますょ」と言っていました。
しかし、のちに「できますょ」と軽々しく言えなくなる事が起こりました・・・。
(つづく)
