響きあうアジア2019
このイベントの映画関連事業プロデューサーをすることとなり、着任してからも
長い間どうせ集客のむずかしい地味なイベントなのだろうと、そんな風にタカをくくっていた。
ただ一点だけ去年から感じ取っていたことは、仕事に関わっている人々が素朴で優しいということ。
それなのに、静かに喋りながらじっとりとした我慢強さがある人たちが多い。
仕事だと思ってアジアの映画を6本見ることから初めて、いろいろとどういうイベントなのだろうかという
ことについて調べ始める。
今回も国際交流基金という団体が資金を出してくれて、5年以上に及ぶ試みの一旦の集大成という区切りということだった。
「文化交流を通じて国際的な繋がりを耕す」そんな目的の催しに対し、東京国際映画祭は東南アジア諸国から代表する映画を選び上映する。それらの映画は映画好き、アジア映画好きが好んで見るものだろう。ハリウッドで活躍する俳優は出演しない。どれもアジアの社会状況や、キリスト教の観点とは異なった角度で世界を捉えるユニークなもの。
今回はタイ、インドネシア、フィリピン、シンガポールから監督を招いて彼らに上映前登壇し話をしてもらう。
関連書籍としてCrosscut Asiaという冊子も彼らが毎年心を込めてつくったもの。デザインから、内容まで優しい雰囲気で面白い監督の対談や小話が沢山載っている。フィリピン特集、Jホラーについての特集は個人的に楽しんだが、軸がしっかりとしたとても楽しめる冊子になっている。
政府の支援を借りて催すイベントは関わっている人間とイベントの軸を大切にするため、民間、エンタメのマーケティング手法と少し違っている。ゆっくり時間をかけて、ファンやサポーターを増やすというやり方のようだ。
先日、この催しを支えるメンバーとの会議があったが、斜に構えて様子を伺っていた自分は彼らが作り出しているゆったりとした
波を感じ取ったのかもしれない。長年かけて、何万人もの人がその一部として参加したそのエネルギーを感じて、少し体が熱くなるような体験を覚えた。
忙しい世の中だけれど、新しい何かを探している方には勧めたい。
働き方改革の波に乗って、少し平日の夜に時間を空けて会場に足を運ばれると、日本の中だけでは中々感じ取れない物を得ることのできる不思議な時間となるかもしれない。
映画の仕事
実は「音楽を作ったり、映画を作ったり出来たらいいな。」なんて、
若い頃思っていなかった。若いエネルギーを一心にそういった夢にぶつけなければいけない、
そんな時期、高校生活をうまく過ごせなくて、ほぼ鬱の状態になってしまったため、大学でも
その時のトラウマと戦う日々が長い間続いた。
親類の温情によりたまたま海外で生活がスタートすることができたことが唯一の救いで、
今でもそれを実現させてくれた、親含め多くの人間に感謝の念が止まない。
なにかクリエイティブな事をしたい、そういった仕事でお金を稼ぐのはどういう事だろうか、
そういうことに関わりたいと思ったのは2008年ぐらい、アメリカに移った時だったと思う。
学生時代の友人が渋谷の高層ビル大画面に出るような有名芸能人になって、彼が作った音楽を
CDショップで買って楽しんだ。彼と再会を果たすこととなったのは2012年、ロンドンである。
映画のプロデューサー
London TUBE での光景「ロンドンでも桜が咲いています」
Taylor Swift - Out of woods
12月31日にユーチューブアップしたPVは3日間で1200万人のヒットを超えた。
彼女の最近のリリースの中で、個人的にはチャート一位になるHOOKがあるとは思えない。
ブランド力だけで曲は売れるものなのだろうか、注目したい。
AdeleとKinki Kids
Million years ago that Adele's new track sounds similar to the Japanese pop song called "GARASU no SHOUNEN"