ここ数日、彼らを見かけるようになってきた。

毎年夏が近づいてくると姿を現すので、ここ数年は

「あぁ、今年ももう夏がくるんだな。」

と、彼らを目にすることで夏の到来を感じるようになっているほどだ。


彼らの名前は“つばめ”。

私が最も好きな鳥である。

彼らの体の大部分は黒という地味色によって占められている。

けれどその黒色が、腹部の白さや口ばしの両サイドにある赤いほっぺた(鳥だからほっぺたとは言わないのか?)の色を際立たせている。

つばめほど“かわいい”という言葉がぴったりと当てはまる鳥類は他には存在しないはずだ。

少なくとも私はそう思っている。

現在の、将来子どもにつけたい名前ナンバーワン候補も“つばめ”。

それくらい好きなのだ。


彼らは夏の終わりと共に南へと旅立っていってしまう。

一年中見ていたいのに・・・。

毎年期間限定でしか会えないから、余計に愛しく感じてしまうのだろうか。


とにかく、今年も幸せな季節がやってきたことに変わりはないのだ。