昨日食用菊の話題を書いたので、逸話をいっこ。
決して面白くはないので注意。
櫻家in実家では、菊びたしはあまりメジャーじゃなかった。
なぜなら、母が菊嫌いだから。
時折祖母が大鉢いっぱい作るくらいで、でも当時の家族はほとんど菊嫌いだったんで、気づいたら出なくなりましたね。
しかし、幼少期、まだ祖母が夕飯作ってた頃には、夕飯にどかんと出るうえに、お弁当にまで入ってたわけです。
平成初期、園児の弁当に菊。何のいじめかと。
当時は見るのもいやなくらい菊嫌い。
お腹をすかせてパカっとあけた弁当箱に、微妙に鮮やか(でもない)菊のおひたし。
……見た瞬間に腹痛起こしてトイレこもった5歳の櫻。
うちの幼稚園はお弁当を完食しないと延々食べさせられるシステム。
泣こうがわめこうが、完食するまで立たせてもらえなかったので、必死で食べて帰ったですよ。
したらば、うちの母上
「あぁ、この子は菊食べるんだ」と
勘 違 い 。
その後も、菊が入り、そのたびに切ない気分になってましたとさ……。
特筆すべきは、その誤解が解けたのは
先月。
つまりは20年以上誤解されたままだった、ってことです。
自分が嫌いなものつっこむなよぅ……。
今でこそ、居酒屋のお通しなんかで出たら、美味しくいただきますがね。
味覚って変わるもんだねぇ、と思う一品です。
以上、櫻の菊に関する話。