重い内容です。なので、敢えて反転します。

読まれる方はそれを踏まえてお読みください。

(携帯で閲覧の方は反転されませんが、続きを読む方は上記内容を踏まえてお読み下さい)



昨日、伯父から1通のメールが届いた。

以前伯父のいきつけだった、八重洲の寿司屋の大将がお亡くなりになったらしい。



よく伯父が連れて行ってくれて、人当たりが良い、すごい笑顔の素敵なご夫婦のお店だった。

そして9時を過ぎるとネタを閉まって包丁でまな板叩きはじめる。伯父曰く「早く帰れ」の合図らしい。

昨年東京出る直前くらいに最後に伺った時もすごく元気で、相変わらずの良い笑顔だった。

その2ヵ月後、再開発の立ち退きに遭い、お店はたたんじゃったが、伯父とはその後も仲良くしてて、一緒に呑んだり、趣味の買い物に行ったり、頼まれごとなんかもやってたらしい。



スキューバダイビングで、と伯父のメールにはあった。

お店で見たうろ覚えの名前を頼りにニュースを検索して、それらしきものをいくつか見つけた。

又聞きだったけど、住所とか年齢とかが一致してた。名前は覚えてたのと違うけど、確か女将さんが改名させたって話してたから、こっちが本名なんだろう。

はぐれて、打ち上げられたとこを見つけられたとか。減圧症が原因らしいとか。大分恰幅良い方だったから、詰まりやすかったのかもしれない。


私がこんなこといえる立場じゃないけど、女将さんは大丈夫かな。

普段凄く粋な方だけど、沈み方も激しいんじゃないかな。


お子さんは私と同じくらいで、もうひとり立ちなさってるそうだが、まだ50半ばだし、まだまだ勤めてでも職人する気だったらしいし。

なにより、あの笑顔がよぎって、全然実感がわかない。

伯父からのメールを何度読み返しても、いくらニュースを見ても、今でも信じられない。



いろんなことが頭をよぎる。


ただひとつ。

もう、あの大将には、会えないんだ。

あの大将のお寿司が食べられないだけじゃない。大将自身にお会いすることは、もうできないんだ。



うちには大将が撮ってくれた写真と、大将のお店でのいろんな出来事や、マナーを含む色んなお話、あのお寿司の味が残ってる。

忘れられないものばかりだ。けど、忘れない。



大将のご冥福をお祈りします。