図書館勤務の割に本を読まない(関係ない)私ですが。
(だが配架のおかげで作者名とかタイトルとか豆知識程度は憶える)
久方ぶりに小説を借りて読みました。
あえて「小説」と書いたのは、イラストエッセイなんかは読んでるからですよ。
YA(=ヤングアダルト。いわゆる中高生)コーナーにてなんとなく目にした小説。
『スローなユビキタスライフ』関根千佳 著
ホントになんとなく。いまいち「ユビキタス」がわかってないから、といこともあった。
その他の理由も色々あるが。
そんでもって感想。
私の感想は(身内は)ご存知「内容は読め。知ってる前提だ」なので、不親切極まりないがご了承ください。
読みやすさは、なるほどYAだ、てくらい軽くて読みやすかったです。
用語解説がついてるので、そことやり取りしつつ、というのがちょっと難点でしたが、辞書ひくよりかは読みやすかろうと。
そんで、タイトルの意味が理解できる程度にユビキタスでした。
で、内容は。
……ちょ、ま、ええっ!?
そう終わるか!?
翼君救われなさすぎねぇ!!?
も、もーちょっと、もうちょっと人間救っておくんなまし!!!
……てな感じです。
世界観的には良いんだけども、人間の出し方が淡々としてんなぁ……てな感じでして。
初っ端から出てる翼君がホントに報われない感じで。完全に落とされたではなく、なんとなく宙ぶらりん。
あれは世界を楽しむ小説なんだろうな……て感じでした。
いやまぁ、人間がまったく人間味がなかったわけではないんだけども、終わりが、終わり方が積み上げてきた全てをくずしちゃった感じです、私の中では……。
でもまぁ、ちっともページが進まない父のおすすめ哲学者の本を読んでる日々の私には、久々にページがあっという間に進んだ観がありました。もっと重いと思ってたよ。昔デフラグ待ちの間にハリーポッター1巻読んでた時と同じような感覚だった。気がついたらデフラグもページも9割、みたいな(笑)
なんとなくで読むのもいいかもしんない。