こんにちは!ちいこです(^○^)

本日は昨日に引き続き、生地の選び方について書いてみたいと思います。この記事単独でもお読み頂けますが、前編の内容をご覧頂いてからの方が分かりやすい部分もあるかと思いますので、もしよろしければ前編もあわせてご覧いただけますと幸いです。(前編はこちら
後ほど、コストパフォーマンスの良いオススメ生地についても持論を書いていきますね。


さて昨日書いた前編では、準備をしっかり整えて買い物に臨み、失敗買いを防ごう!ということをお伝えしました。
そして失敗買いの例として、①品質がイマイチな生地、②自分の好みとは少しズレている生地、③可愛いんだけれども使い道の見つからない生地、の3つを挙げました。

この失敗例を掘り下げることで、その逆の「良い生地」を選ぶ方法を考えてみましょう。


まず①の「品質がイマイチな生地」について。
その生地がイマイチ品質認定されてしまったのは、たいてい「もともと粗悪な品物だった」か「モノとしては良いが、その使用用途に適さなかった」かのどちらかです。
粗悪な品物を掴まないためには、とりあえず国産の生地を直接店舗で選ぶことと、激安の特価品に飛びつかないことでほぼ対策はOKです。
問題は2番目の、使用用途に適した生地を選べるかどうかです。

例えばソーイング初心者でも手に取りやすい廉価な柄物生地などの中には、ポーチなど小物の内側に使うには良くても、ブラウスやスカート等の衣類にするとペラペラで安っぽい仕上がりになる物が結構あります。
そういう生地で服を作ると、既製服のように洒落たデザインの型紙を使用しても、なんだか期待外れの作品になってしまうのです。あるいはそういった生地で、初心者に優しい簡単シンプルな衣類(ギャザースカートやサンドレスなど)を作ると、これらはシンプルなだけに素材の良し悪しが仕上がりに影響しやすいので、本当に初心者感溢れる仕上がりになりがちです。

また柄物生地は、それ自体の個性がかなり強いので、上記のような廉価で広く流通している柄物生地を使用するとすぐに「手芸屋で見た、あの生地だ」とバレてしまいます。 
「ママが手作りしてあげたのかな」と思われること自体は全く恥ずかしいことではありませんから、それはそれで良いのかも知れません。しかし既製品のような見映えする作品を作りたい!という場合は、安い柄物生地は避けるのが懸命でしょう。


かといって無地の生地は、縫製の荒さや糸の色選びの上手下手が目立ちやすいので、柄物が初心者向けなことも事実です。


では安い柄物の中から使用生地を選びたい場合は、どの辺りが狙い目なのでしょう。
こども服やこども雑貨を作る場合、私は「ギンガムチェック柄、かつ綿100%の生地」をオススメします!( ^∀^)


ギンガムチェックは永遠の定番柄ですが、同じく定番の花柄などと違い、値段の差が見た目に影響しにくい柄です。さらにド定番の柄ですから、だいたいどの生地屋でも取り扱いがあり入手が容易です。
既製品でもギンガムチェックは多数ありますが、プチプラ服もそれなりに高い服も、どことなく差がないような気もしませんか? これならブラウスやスカート作りにも安心ですよね。
ギンガムチェックはチェックの大きさや色、素材感で印象が変わってきますので、あなたのイメージに合ったものを選ぶと良いでしょう。

こどもの服や雑貨を作る時には、綿100%の素材が何かと活躍します。
ブロードでもダブルガーゼでもシーチングでもツイルでも、綿100%だと初心者ソーイングで使用できない場面はほとんどないです。
あえて言えば、ツイルはボトムやバッグ向きで最初は使用場面が限られるのと、シーチングは物によっては安っぽい感じになるのでブロードが無難かなと思うくらいですね。シーチングのギンガムチェックって、あまり見かけない気もしますが。


逆に私の失敗例としては、黒白ギンガムチェックだから使いやすいだろう!と激安特価生地に飛びついた結果、チェックの大きさが細かすぎる上に、素材が化繊混合(混率不明)という物で…。2年以上経った今でも、ストック生地の棚を占拠しています(;´д`) 

この失敗買いの例は、先述の②自分の好みとは少しズレている生地、③可愛いんだけれども使い道の見つからない生地、と近いものがありますね。
そしてこれらの失敗買いは、前編で書いた事前準備をして買い物に行きさえすれば、ほぼ避けられるものです。

言うは易し、ではありますが、とっても簡単ですよね。
事前準備して、好きな色柄のギンガムチェックを必要な量買う!
これで次回の買い物が失敗することは、多分ないと思いますよ(^◇^;)


個人的には、ギンガムチェックの色はネイビーがオススメです。上品さが出る色なので、手頃な価格でもなんだかキチンと見える気がします♪
私の初期の作品で、安いネイビーのギンガムチェック(ブロード生地)で作ったブラウスがあるのですが、縫製ガタガタなのにどことなくソレっぽい感じに見えたのか、友人に褒められたのを覚えています笑
またベビーのスタイや肌着でしたら、パステルカラー系のギンガムチェックも可愛いですよね。
ギンガムチェックは色やチェックの大きさなどのバリエーションが豊富で選ぶのも楽しいですし、部分的にチェックをバイアス方向に配置したり、大小チェックを組み合わせたり、同色系の無地と組み合わせてみたりと、簡単アレンジで更に印象を変えられるのが本当に素晴らしいです。


photo:
今度作ろうと思っている短肌着とコンビ肌着。ラベンダーギンガムチェックのダブルガーゼで作ったら、可愛くなると思いませんか?(*^ω^*)
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ちいこ流、生地の選び方は如何でしたでしょうか?少しでもお役に立てれば嬉しいです(*^ω^*)