犬の皮を剥いだ彼についても、動物や人間を残虐な目に合わせた人々に対して、同じ目に合わせろ。死刑にしろ。という意見もありますが、それで果たして解決に向かうでしょうか。
大切なのは、今後同じようなことが起らない解決方法を見つけ出していくことなのではないでしょうか。
彼を同じ目に合わせても、何一つ変わりません。
むしろ悪いことが増えます。
・彼の苦痛が生まれる。
・彼が同じ目に合ったことで、それを希望する人たちの、復讐心と、残虐性を満足させる。
・地球全体の人類の集合的無意識(エネルギーフィールド)に、彼の苦痛ともしかしたら復讐心、恨みと、それをやった人の残虐性と、それを観る多くの人々の残虐性とサディスティックな欲望、それをよくないと思う人々の悲しみとあきらめと、そういったエネルギーが追加される。
・それをやったときの子どもへの影響
彼を同じ目に合わせるのは、懲罰主義的な、現在のシステムがやっていることをよりさらに極端に残虐にしたものであって、私たちは、それで犯罪は減らないということを学ばなければならないと思います。
今まで、数多くの結果を罰してきました。
しかし、その原因は何も変わっていない。
何が原因か。
それはおそらく、彼の家族環境、社会環境の影響が大きいはずです。
私たち一人ひとりは、自分の認識、社会の認識、国家の認識、国際社会の認識などを作り出していて、その責任は私たち一人ひとりにあります。
復讐を求める人、見ようとしない人、何事もなかったようにこれまでの生活を続ける人、自らを棚に上げて責任を外部化する人、一人ひとりが自分だけは正しいと思っています。
ここでやりとりしている誰1人、彼がどんな人なのか、どんな人生を歩んできたのか知らないはずです。
彼の顔をじっくり眺めてみた人がいるでしょうか。
彼の人生を知り、彼の行動の意味を知り、この行為はなぜ起ったのか、深く深く掘り下げ、同時に自分の中の彼を見つけことが原因を日の光に当て、みんなで見ることになるのであり、それが原因をなくしていく、はじめの一歩なのではないかと思います。
