ドル建て日経平均 VS S&P500(オレンジ) 直近1年半 日足
4月半ば以降、乖離が大きい。
その理由を考える前に、
過去20年、どんな時に乖離していたか見てみたいと思います
2003年~ 月足
①2021年3月頃~の乖離
日足
2021年
2月 国内でコロナワクチン承認
11月 岸田政権発足
為替は緩やかな円安
日本は緊急事態宣言の長期化する一方、量的緩和で生じた余剰資金が米ビッグテックに集中した(らしい。この頃相場見てなかったから知らんけど)
②2014年2月頃~の乖離
2014年
米国回復、欧州もたもた、中国はチャイナショック前夜
4月 消費増税(8%へ)
10月 金融緩和拡充により、円安進む
225は完全にレンジ。11月~円安で17,000円突破
あまり印象にない年、、
③2011年3月、2012年~の乖離
2011年3月 震災
~2012年末 超円高による低迷
悪夢の民主党政権時代ですね、、
④2005年8月~の乖離
珍しく、日本株がかなりアウトパフォームした時期
8月 小泉政権の郵政解散→圧勝
米国は住宅バブルを背景にグイグイ利上げ、円安により日本企業収益改善。
日本株の投資環境がグッと良くなった時期。
過去の例を並べてみると、
「世界の景気イマイチ+日本は全然ダメ」のパターン??
つまり今回も、
・米景気がイマイチ→世界中も景気イマイチ→金融緩和→あふれた資金がなぜか米株に向かう(ありがちパターン)
・日本は世界に逆行して金融引き締め中→さらに景気悪化?
・コロナ禍やシリコンバレーバンク破綻後に、ビッグテックが「キャッシュリッチ、成長分野、独占企業、インフラ」でディフェンシブ銘柄として買われたことの再現?
一方、リーマンショックやコロナショックの時は、完全~そこそこ一致してるので、今回も世界崩壊は想定してない??
ということで、日本株諦めて、米株デビュー
一生一緒にNVIDIA族にも加入しました(いや、一生一緒は無理だけど)
【オマケ】
円ベース日経平均 VS S&P500(オレンジ) 2003年~ 月足
円ベースの225との比較ならこんな感じ。
為替要因を除かなくても、乖離してる時期はだいたい同じ。