冷やかしですが、久しぶりに資金繰り見てみました
楽天グループ (4755)
カード事業を半分も売れば余裕、昨年と比べてもかなり改善。
勝因(?)は、
・モバイル事業の赤字縮小
・設備投資の減少
・身売りによるキャッシュ作り
・ベラボーな金利でマーケットから資金調達
辛いながらも、資金繰りの峠は越えた気がする(事業の将来性は知らんけど)
【2026/3まで2年間の資金繰り】
(資産・キャッシュイン)
現預金 3,333億
資本政策 3,622億(カード事業を半分売れば)
小計 6,955億
(負債・キャッシュアウト)
営業CF(2年分)±ゼロ
設備投資(2年分)2,000億
借入返済 ±ゼロ
社債償還 3,500億
小計 5,500億
差引 1,455億のプラス!!
資本(親会社に帰属分)が8,525億
・劣後債約4,000億を含む
・利益剰余金はすでにマイナス
【現預金】
楽天グループ(持ち株会社)の現預金:3,333億
楽天モバイル:なし
【資本政策】
みん就 22億(4月に売却済み)
カード事業を売れば、+3,600億
楽天銀行、証券ともに保有はすでに50%程度
残るはカード事業
(前提)(4月に売却済み)
上場時の時価を「年間営業利益×12倍」と想定、50%売出し
【営業CF】
±0(2年分)
ざっくり金融関係を除くとトントン、
キャッシュアウト酷かったが、かなり改善。
モバイル事業の赤字が半減しているのは大きい。
【設備投資】
▲2,000億(2年分)
2024年は通期で1000億を予定(うち1Qは330億)
2025年も横ばいと想定
※本決算資料より
【借入の返済】
追加融資はかなり難しそうだが、借換えは出来ると想定(増減なし)
【社債の償還】
3,500億
2年間で6,500億の償還があるが、4月に約3,000億の調達に成功!(金利はベラボーだけど)
問題は、2025/11~の劣後債760億
借り換えとなると、10%くらい要求されそう、、
【資本・利益剰余金】
利益剰余金は▲6,853億(すでにマイナス)
資本合計(親会社の所有者に帰属する持ち分)8,525億
【過去決算】