一晩経ってみても、やっぱり母との旅行の話には納得がいきません。母に限らずですが…私と私以外の他者とはどこまでいっても分かり合うということはできません。
だから、お互いが歩み寄るつまり相手の考えを理解しようとする姿勢がどれだけ重要になるのです。これを私はコミュニケーションだと思うのですが…
結局、何がそれを妨げるのかというと
言うまでもなく単純に感情の問題だったりします。(この私が…)手間をかけて〜、手配した旅行を断るなんて、私の善意を踏みにじるようなものだ!と。実際にはそんな言い方はしませんが、結果として「嫌だったら来なかったらいい。」と私に母が言うように、「もう今から宿を取るのは難しい」という論拠を覆すべくほかの宿を抑えたにも関わらず「そんなところに行って何をするの?」と否定的なことしか言えません。
私には頑なにそんな風に他者の意見を一方的に否定出来るほど自分の案が完璧なのか?と思わされざるを得ないと思うのです。経験がそうさせるのでしょうか?
たかだか、旅行に限った話ではないと思います。
例えば、〝お金〟についての考え方でもそうです。母は貯金至上主義です。マイホームも財産だと思ってます
「2000万円の年金問題は大丈夫。」とか言っていますし、家のローンも繰り越し返済したから家賃ないのは大きいと自慢気に話します。
銀行の金利より物価の上がり方の方がはるかにはやいし、消費税の上がり方だって同様です。マイホームだってそうです。狭い土地の二階建て住宅。金利の高い時期に「今が金利が底です」と不動産屋に勧められるがまま購入。リフォームもして、未だに壁の塗り替えしたりとしていても…そういう維持費の計算ってしないんでしょうね。月々に換算したら相当いい賃貸物件に住めます。私や兄弟も出て行ってほとんどの部屋が空っぽで
だからって、それを他者から言われたところで自分の生きてきた道を否定されるようなものなのでしょう。
旅行であれば、『参加者全員の満足度を上げるために最善を尽くす』そのためには、私は安易なパッケージツアーがないならツアーの企画を作ります。もちろん、それにはメリットもあればデメリットもあるけれど。
消費者的というか、きっといろんな事が考えるのが嫌なんでしょう。「お金で済むなら金出すよ。」と、言いながらも大して出せないものです
うまく言えませんが、アクセスできる情報のソースや、教養や知識、コミュニケーションのスキルが低すぎて調整能力が無さすぎます。だから業者任せ、他人任せになります。なぜ相談してくれないの?と私が聞くと時間がないと答えます。その情報が、正しいかどうかも考えようとしません。考えることへの放棄とさえ思います。
『新・資本論』の中でホリエモンが同様のことを言っています。僕がなぜこの本に書いてあるようなことを発信するのかというと「情報の格差を利用して、搾取する一方的なゲームではなく同じルールを知った上で競いあった方が面白い世界を作れると思うから」と言います。
でも、それを言うとどちら側の人間からも疎まれます。母のように、それを良しとしてる人は自分は正しい生き方をしていると思っています。金持ち父さんでいうところの、〝そういう現実の世界で生きている〟なのです。それを否定されると自分自身を否定しなければならない
そんなことになるくらいなら、ホリエモンや金持ち父さんみたいな人間はホラ吹きだと言ってる方がラクなんだと思います。
本物の金持ち側からすれば、バカなやつらが騙されてるんだから余計なこと言うなよ、お前もこっち側なんだから。って、疎まれる。
極論かもしれませんが、母のような人間が振り込め詐欺などに引っかかるのだと思います。自分だけは大丈夫って言う人ほど危ないと言いますが、まぁまず誰の忠告も聞きません。資産運用なんてしたことも無ければ、相談できる相手もいません。今は働けていますが、定年を迎えれば目減りする預金通帳に不安を覚え慌ててうまい話を探し始めるでしょう。だって、貯金至上主義で現金しか信用できない訳ですから。その手の専門家だと言う人には、すがるように言われるがままにアドバイスに乗るでしょう。で、気づいた時には家族や周りの人に相談したり助言を聞いておけば良かったのに自分のプライドが邪魔をして事の発覚が遅くなるパターン。
あっ、そういえば先日も車検で同じような事があったと言ってたけれど…
整備士という専門家が言うのだからタイヤの交換が必要だと言われた。父は、「向こうも商売なんだから必要って嘘でもいうよね?交換したタイヤはもう、処分したからありませんとか言われたんだ」ということを私たちに話すように助言してても母は逆ギレしていた。
情報とはネットに転がってものだけじゃない。何が正しいのか?誰のいうことを信用するのか?最終的な目的はなんなのか?などいわば判断するための材料なのだけれど…
結局は、人生の経験や性格なんかでもバイアスもかかるし一概にどうしたらいいともいえないので難しいなぁ。ただ、この格差って絶対にあるのは確かだと思う。勉強をし続けなければならない理由のひとつだと思う。