前回、前々回の話しを考えているときに…たまたま読んだ本に近年、最も研究されているイノベーション理論は、『両利きの経営(ambidexterity)』だとありました。
両利きとは、知の探索と知の深化を高次元にバランスよく取る経営という意味です。
前々回の「ブラッシュアップ」のブログが知の探索、「横からごちゃごちゃ言われると…」のブログが知の深化に当たります
(ブラッシュアップは言葉の意味としてどちらかというと深化のような気がしますが
)
)とくにここで非常に大切なのは、高次元にバランスよくという点です

でも、実際はというと「知の深化」に偏りがちなのです。日本の場合、技術者や開発者、デザイナーが忙し過ぎたり、あるいは職人気質になって社内の殻に閉じこもっていることも多いようです。
ここでまた思い出すのも今の稽古と、三年後の稽古をしなさいという以前書いたブログの話が繋がります。
一つ一つの点が繋がった話にまとまったので、それを言葉や概念として伝えられる材料が揃ったのでまとめてみました
実際は、これが難しい
高名な僧侶が、ある大工の棟梁とで弟子のやり取りを見ていた時のエピソードです。高い木の枝を切っている時は声を掛けないけれど、木から降りかかったところで「気をつけろよ」と弟子に声を掛けた棟梁を見て、かの人は学は無くとも物事の本懐を心得ていると感心したそうです。高いところに居たら人は注意します。けれど、低いところに来たら油断して怪我をするということなのですが、その道理を知っている事に人間の心理を勉強している訳ではない大工の棟梁が言ったから有名な僧侶がびっくりした。
このバックグラウンドがある・なしが『教養』なんです。医療の現場ではエビデンスなんて言ったりもします

ただ、持論を垂れ流すだけだったら声のデカい人が言えばよく響くとか、暴力を振るわれるから言うことを聞くのでは現代社会における人間としては…ねぇ
あっ、補足になりますが、このバックグラウンドを考える作業が哲学的思考といいます