いつも楽しく読ませて頂いています!コメントでやり取りしてもいいかと思いましたが…長々となりそうなので私なりの見解を織り交ぜてリブログをもってコメントとさせていただきます。


 昨日、『ザ・ウォーク』という映画を観ました。
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 ツインタワーにワイヤーを結び、綱渡りをしたというフィリップ・プティという方の実話です。

 私は、このフィリップが『スーパープレゼンテーション』(TED)でプレゼンしているのを観てこの映画を観たいと思っていました。プレゼンの中で、特に印象的だったのが戦争をしている区域を綱渡りをして見せたときの話です。お互い争っている区域の住民たちが、フィリップが綱から落ちそうになった時に「あぁっ」と悲鳴のような声をあげたそうです。両陣営の住民が固唾を飲んで見守る中、バランスを立て直したフィリップに拍手の嵐と歓声が巻き起こったそうです。その歓声に、白い鳩?(鳥)が舞い上がっていく姿が、とても幻想的だったという話ですうーんここで、ミソなのが命がけで戦っている住民が第三者であるフィリップの命を案じた点ですひらめき電球戦地に身を置く人々が、たった1人の曲芸師のためを想い心を1つにしたのです。

 映画の冒頭部にもあります。「何故綱渡りなんだ?死にたいのか?」フィリップはその理由を言葉に出来ない。だから、それまでの経緯を描いたものというのがこの映画です。興味を持たれた方はどうぞ爆笑変に手に汗を握る緊張感のある映画ですあせる

 さて、この話の中でフィリップは自分のワールドトレードセンターのビルの間を綱渡りする事を、クーデターやアート、芸術と表現しています。そして、『法に触れる事』とも承知の上である。それにも関わらず、『共犯者』と彼が表現する仲間を彼は集めます。彼の熱意に打たれ、彼の直向きさに惹かれた人達が何人も集まるのですおねがいちなみに彼は、師匠はいません。我流です。綱渡りがしたくて忍び込んだサーカスのテントでは座長であるパパ・ルディに見つかり、その才能は認められたものの、演目に出演することなく手伝い以外はずっと練習だけさせてもらっていたとか。折り合いが付かず途中でケンカ別れしてしまうし、またまた我流の道へ。その後、再開した際には綱の結び方(これが秘伝中の秘伝)を金で買おうとすらしていましたポーン最終的には認められるんだけどねてへぺろ

 彼を、『ビジョナリーカンパニー』の言葉を借りて表現すると、『時を告げる人』に他ならない。このフィリップ・プティにしか持ち得ないパッションが周囲の人にも影響を与え、建設中のワールドトレードセンターに綱渡り用の綱をかけるという壮大な計画を成し遂げるのです!!前代未聞の歴史的犯罪ではあるが、NYの人々は彼を拍手で賞賛します。

 その後は?…というと

仲間はみな散り散り。恋人のアニーですらぐすん

 ここで、少し話が変わりますが…人を成長させる為に『teach ing』という手法と『coach ing』という手法があります。

 前者は輝かしい実績のあるプロの選手が自分の経験やメソッドを教えるのをイメージしたらわかり易いでしょう。後者は、選手時代はパッとしなかった選手が現役を退き後進の選手の特性を見抜き一緒に伸ばしていくといった寄り添うような教え方のイメージ。どちらが正しいとかではありません…が、もし私がなれるとしたら後者でしかないでしょう真顔

 さて、話を戻しますと『時を告げる人』にも対をなす言葉があり、『時計を作る人』がそれになります。まさに私が独立起業したい理由はこれに尽きます。自分にはズバ抜けた才能や経験は無いけれども、自分の想いを共に共感し、それを形にできるチームを作りたい。絵空事のようだが、そこにはきっとフィリップが地上400メートルの綱の上で観た景色より素晴らしい景色があると思うから。

 結局、それが出来ないと周りがいう理由はなぜか?と考えると、他者の世界観が容易に入ってくる時代だからである。真と善を考える根拠が崩れた混沌とした今、何が正しいのかなんてわからない。お金をとんでもない信じられない額を稼いだら正解か?もっと小さく、食っていけるだけの金があればいいのか?私のように最低限の食ってける後ろ盾がある人間からすれば、何のために生きてるのかと思ってしまう。もちろん、生きて果たす責任がある。それとは別に、生きてこれがしたいと思う意識の方向性が持てるのは人間だけに与えられた特権であろうとも強く思う。

 ソクラテスの弟子プラトンが、師匠の死刑執行日に論じた言葉。

ーこの世は天上と地上に分かれており、私たちのたましいはもともと、天上の世界にあった。そこにはイデアがあり、私たちの魂は、イデアだけを見て暮らしていた。やがてその魂は天上から地上へと降りてきて、肉体に宿り人間となる。地上に降りる際に、私たちは「忘却」の河を渡ったため、天上の世界で見ていたイデア、物事の本質をほとんど忘れてしまったー。

 こうして、プラトンはイデアを思い出す事から始まるというのです。その意味は、私たちが何か対象を認識する際には、必ず、それまでの記憶が伴っており、善や美のような目に見えない価値の場合、記憶を頼りにしか、それが何であるかつかむことができない。

 そう、自分というフィルターがかかっている以上本質はつかめない。だったら私は自分の思う道を行けばいいと思う!にやり

以上。