課内恋愛していた、めちゃめちゃ嫉妬深い(病的)34歳女性(柔道の谷亮子選手似)と、
26歳にして、若ハゲの男性(空気が湿った日は、前髪が気になります、みたいな)が
来春、
いよいよ結婚することになりました

同僚として、若ハゲ君は特に問題なかったのですが、
柔チャン。彼女。病的なまでに嫉妬深く、彼(若ハゲ君)と他の女性が話そうものなら(仕事、プライベート問わず)、
翌日失踪。
その彼女を探すため、時間休を取る若ハゲ君。
こんな今時お昼のメロドラマでも韓流ドラマでもやってねーよ、みたいなドロドロ恋愛劇を繰り広げた彼らが結婚するのですから、そりゃぁもう、みんな大喜びですよ。結婚すれば、どちらかが必ず異動ですからな。(被害者が減るわけです)
ところで、この二人の結婚式の招待状を見ていて思い出したことがあります。
あれは、小学生の時の事。
近所のBちゃんのお宅は、地元の名士で、男性が生まれなかったら婿を取るような御家柄でした。
そのBちゃん宅に、ひなまつりをするから、3月3日は、お家においで、と誘われたのです。
そりゃぁ、滅多に無いような大豪邸(敷地に蔵とか普通に建っているのです)に招かれるのですもの。わくわくして、招待にあずかりました。そして、まだ見ぬひな人形たちに思いを馳せたのです。(そりゃーゴージャスに違いない!みたいな)
ひなまつり当日。
Bちゃん宅で、ひな祭りを行いました。食卓には、子供達の大好物ばかりが並べられてあって、目も眩むような思いでした。それらを、みんなで平らげて、ようやくお雛様を観覧しようと別室へ移った時、
目に飛び込んだのは、7段飾りの古めかしいけれども、それはゴージャスなひな壇だったのです。
みんな、思わず歓声を上げてしまいました。
だってそれは、今まで見たこともないような大きさのひな壇だったのですもの。
彼女のお母さん曰く、
Bちゃんの曾御祖母さんの代から受け継がれている大切なひな壇だとか。
みんな、ひな壇に駆け寄っていきます。
その時、私がなんとなしに、最上階におわすお雛様とお内裏様に目を移した時の事です。
お内裏様、ハゲてる!それはそれはショックでした。
いわば、お内裏様は白馬の王子のようなもの。
その彼が、白馬の王子たれ!の彼が、うすら禿げているのです。
百年大切に受け継がれたひな壇なら、当然人形の毛も抜けていってしまうに違いないのです。
毛よりも、その情緒に心打たれるべきだったのです。
でも。
ハゲ、て。受け継がれるもののコンセプトも、多少は考慮に入れるべきだな、と今ならそう思える小学生2年生、早春の悲しみ。
そのお内裏様と、若ハゲ君がオーバーラップしてなりません。
ああ、せめて、式当日は、晴天であれ。
そして、わずかばかりのその前髪のボリュームを、
湿気で気にしまくるような式にはならないように、
そう切に願う日々なのです。
あなた達に振り回された日々よ、さようなら