スイーツ甲子園初V おかやま山陽高3人 | モジログ

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高校生が菓子作りの腕を競う「第4回全国高校生スイーツ選手権」(スイーツ甲子園)で、おかやま山陽高(岡山県浅口市鴨方町)製菓衛生師コース2年の三好智博さん、樽角知佳さん、荘司桃さん(いずれも17歳)が初優勝し、参加した全国269校、654チームの頂点に立った。

優勝作品のケーキは、交流のある東日本大震災の被災地の高校生を励ます手紙をチョコレートの装飾で表現。3人は「この優勝で、再び被災地に元気を届けられれば」と喜んでいる。

同大会は、刃物メーカーが主催。東京都内で9月18日、地区予選を勝ち抜いた8チームによる決勝大会が行われ、3時間内の調理で、味や独創性、美しさ、チームワークなどを評価した。優勝作品の「パリじゃネ」は、紅茶味のムースを重ね、チョコレートとアプリコットで<青春の甘酸っぱさ>を表現したという。

大会のテーマは「高校生活」。作品を考える際、3人が思い浮かべたのが、被災地の高校生との交流だった。同コース非常勤講師の伊藤嘉浩さん(36)(総社市三輪)がパティシエ仲間と岩手県釜石市でロールケーキを振る舞ったのをきっかけに、同コース2年生19人が「つらい思いをしている同じ高校生たちに、できることをしよう」と5月、県立釜石高にマドレーヌ700個を送った。

マドレーヌの包装紙には「元気を出して」などと一人ひとりがメッセージを添えた。後日、同高の生徒から「ありがとう」「おいしかった」などの手紙が届いた。「喜んでもらえたのが一番の思い出」と荘司さん。大会作品で表現しようと、マドレーヌにチョコレートの文字で「これを食べて元気になってくれたら嬉しいです!」や、手紙への返信を意味する「Re:マドレーヌありがとう!」と書き、ケーキの上に飾り付けた。

3人は夏休みもほとんど学校へ通い、伊藤さんの指導を受けながら、調理室で一日6時間、ケーキ作りに没頭した。「遊びたい気持ちを抑えて、つらかった」と三好さん。「失敗しても、メンバーが助けてくれた」と荘司さん。樽角さんは「3人一緒だったから、乗り切れた。楽しい思い出になりました」と振り返る。

ケーキは29日の同高文化祭で1個300円で販売する。午前10時30分からと午後1時30分から、各250個。

出典:読売新聞