朝倉彫塑館

 

 

久しぶりに谷根千あたりをうろうろして見ました。
 
かなり前に一度だけ行った
    「朝倉彫塑館」(国指定名勝・国登録有形文化財)
その時の印象がとても良かったので、また行ってみました。
しばらく改装工事中だった記憶がありますが、確かに以前より沢山の設備やお部屋を拝見出来ました。
歴史的遺構を感じさせるとても素晴らしい展示。
 

     

 

 

入り口も独特の雰囲気

入るときは全く気付かなかったんですが、上の方に後で(°0°)びっっくりする「仕掛け」が潜んでいました😄

 

入ってすぐのアトリエは天井の高い広々した空間で、朝倉文夫の残した数々の彫刻作品が圧倒的な存在感で迎えてくれます。

巨大な小村寿太郎(日露戦争後のポーツマス条約締結時の苦悩などで知られる明治時代の外交官)像や、関東大震災前後の地下作業場の整備計画?の模型、意匠に富んだ池を囲んだ庭園、各室からの呼び出しが出来る呼び鈴システム?、自ら制作した工夫を凝らした巨大円卓を配した客間、その上に通じる屋上庭園(ここは彫塑塾の門下生と共に、農作物や草花を育てていたという)などなど・・・廊下を進む度にわくわくする素敵なお宅です。

 

 
☝実は入り口の写真(上~の方)に見えた彫刻は、屋上庭園にど~んと鎮座?した彫刻(上写真左)で、「彼」に上から入館する際じっと眺められていたことに後から気付きました。
この屋上の彼はその真下のガラス張りの「蘭の間」の天井から(上写真右)その表情を覗くことが出来ます。面白い!
 
母校の東京美術学校(現東京芸大)で教鞭を執る傍ら、この自宅兼アトリエで朝倉彫塑塾(私塾)を開き、塾生の必修科目として「園芸」を取り入れその実習の場として屋上庭園が使われていたとのこと。オリーブの樹や水仙の香りが屋上であることを忘れさせますが、一角にはいまでも野菜が植えられて当時の面影を偲ぶ事が出来ます。
 
 
戦時中の食糧難を思えば、この野菜の栽培も生活する上で大事だったことと思います。

屋上庭園から見た谷中の町並み
 

 

HAGISO

 

ちょっとお腹が空いてきたので、一休み

住宅街の一角にある、古い木造アパートをリノベーションした建物です。
1階のおしゃれなカフェ「HAGISO]でマイルドなカレー(ヘーゼルナッツが練り込まれている?と言っていた気がしますが、間違えていたらごめん遊ばせ~い・・)     
 
 
     
 
            
 
              
 
お腹が幸せになったあとはまたちょっと歩いて・・・

 

大名時計博物館

 

大名時計博物館
ここも随分前に一度拝見した事があったんですが、えらいこと苔むしてます。知る人ぞ知る空間。
 
大名家に伝わって来た古い時計が数々展示されています。
手作り感満載の博物館です。受付の方が、錘(おもり)で時を刻む時計の仕組みを解説して下さいました。当時の目覚ましの音も聞けました。高めの金属音で、昔の電話のベルみたいです。
 

旧勝山藩下屋敷跡
とありますが、越前(福井)勝山藩か安房(千葉)勝山藩かはたまた美作(岡山)勝山藩?
と出てきて、
   ?どれなんでしょ?
と思ってnetの記事を探しました。
越前と書かれた方もありますが、地図アプリ「大江戸今昔物語」でみたところ、どうやら美作(岡山)勝山藩ではないかとあたりを付けました。
どうでしょ???
 
 
不思議なタイムスリップのお散歩
いいですよ!こんなのも
 
是非👍👍
 
朝倉彫塑館:台東区谷中7-18-10
開館時間:9:30~16:30
休館日:毎週月曜・木曜(祝祭日の場合は翌平日)
入館料:大人500円
 
大名時計博物館:台東区谷中2-1-27
開館時間:10:00~16:00
休館日:月曜及び7月~9月
入館料:300円