やっぱり圧倒的に素晴らしかった!!
今まで数々のコンサートで拍手してきましたが…すみません、今までのは半分くらいは惰性で拍手してたかもしれません。今更そう思いました。
だって、今日の演奏聴いたら、なんていうか拍手なんかじゃ申し訳ないくらいの気持ちになりましたよ。本気で手が痛くなるくらいの拍手。生まれて初めて
Mozartlove35としては一曲目のK466(20番)のピアノコンチェルトもなかなか楽しかったのですが、これはピアノの好みがちょっと違ったかな。。。もちろん素晴らしい演奏でしたが。
この曲、アリアドネの弾丸で宇佐美刑事が銃声を仕込んじゃうのに使ってしまった曲だけど、その昔、某オーディオメーカーのCMに優美な2楽章が使われてすっかり有名になったし、映画アマデウスでもエンディングにやや物悲しく、ある意味よくこんな曲この状況で出てくるなぁと思う使われ方でした。名曲だわやっぱり。
そして、なんといっても圧巻マーラーのシンフォニー5番
もう、聴衆は指揮者と演奏者の熱気に圧倒されて打ちのめされました。
暗い葬送のメロディーから様々見えてくる風景が変わっていきますが、あーそう行くのかと思いきや、突然遊園地?のような展開が次々と目まぐるしく続き、飽きません。あんなに長いのに。飽きません。そしていつしか美しいアダージェットに身も心もゆだねていると・・・やがてエネルギッシュなフィナーレへとつながっていくのです。
インバル様のマーラーは何といっても「スケール」が違う
・・・このコンビの録音は出ていないそうなので(残念)、プログラムに「イチオシ」と書かれている2013年、都響との5番の録音をそのうち探そうと思います。
御年81歳、もしかすると(というかおそらく)もう私は、Inbalの生演奏は聴けないだろうな~と漠然と考えました。
涙が出た。
有難う!
今宵の演奏は一生忘れません。