一般的にR.シュトラウスの音楽は外面的と言われる。



その音符は巧みに並べられているが,

刹那的な快楽に終始すると言うわけだ。

僕も異論はない(※1)。

彼は芸術家と言うより職人に近いのであろう。

作曲を"労働"と捉えていたのかも知れない。

それに対し,

同時代の作曲家でもマーラーは違う。



彼は指揮者として生計を立て,

休日に"趣味"で作曲していた。

誰のためでもなく,

自分のために作曲する,

まさに芸術家。

それゆえマーラーの音楽は,

人間の心の奥底を炙り出す。


うん,

僕が夜な夜なビールを飲みながら模試を作成する理由は,

このあたりに求められると思う笑。

僕は模試作成を業務とは思っていないんです。

趣味の一環と言ってもよい。

その証拠に,

"自分から進んで"年間2~3本を作成しています(※2)。
(大抵の職員は年間1本を"つくらされている")

誰のためでもなく,

自分のために模試をつくる。

かくして傑作が生まれる。

もはや芸術の域だろう。

受験生諸君には,

全身全霊で享受していただきたい笑。



ところで,

毎週土曜の授業は,

中3数学(S1)です。

1週間の最後に1コマだけなのは嬉しい。
(自分で担当割を作っているわけだが…笑)

溜まっていた仕事が片付きました。

ちなみに,

このS1なんだが,

なかなか大人しい雰囲気ながら,

掘ればいろいろと出てきそうなメンツなんよ。

まだ距離感が掴めていないが,

イジリ甲斐がありそうって事ね笑。

これからが楽しみだな。


と言うわけで,

これにて1週間の授業が出揃ったわけだが,

やはり最も楽しいのは,

木曜の中3理科(M,SS1,S1)ですね。

そして,

ソレに次ぐのは,

案外,水曜の中3数学(HL)か?

いやいや,

金曜の中1数学(SS)も負けてはいない。

月曜の中2数学(AD2)だって…。

うん,

模試作成だけでなく,

授業も趣味の一環なんです笑。

んー,

得意な事,好きな事をそのまま仕事にできるって,

とっても幸せな事なんだろうな。

しかも,

教育と言うのは,

最も尊い仕事の1つである。

ただ,

最大の趣味である音楽に携わる仕事だったら,

もっと幸せだったのかも知れない。

芸術ほど崇高なものは他にない。

将来の事を考えるのは"ケセラ精神"に反するが,

最近,いろいろと考えてしまう。



※1

交響曲や交響詩のほとんどはその通りだと思う。

ただ,

心から感動させられる曲もあります。

オーボエ協奏曲,

クラリネットとファゴットのための二重小協奏曲,

『メタモルフォ―ゼン』,

『4つの最後の歌』,

いくつかのオペラたち。


※2

前にも書いた通り,

今までは年間2本だったんだが,

今年はついに3本に挑戦しようとしている。

4~6月に3本。

月に1本のペースで作成しなければならない。

え?

できるかな?笑