さっきまで、飲んでいた訳だが。
何年振りかに、酒を瓶で購入。
一か月ぐらい、冷凍庫に眠っていた。
本当はトニックウォーター作る予定だったけど、面倒だから炭酸水と割って。
缶チューハイしか飲んでいないからか、酒の味が全く違うことに気がつく。
薬臭さがない、ガツンと来るのではなく、ゆっくりと染み込むジンの味とフルーティな後味。
思わず、ほんのちょっとシナモンパウダーを振りかけてから、一口。
これは、良い発見。
久しぶりに「酒を味わう」感覚。
これが日常に欠けていた、嗜好品を味わう余裕。
気分は良い、今は脱力感の余韻でこいつを書いている。
信用できる居酒屋や、酒に凝ったライブハウスで色々と飲んでいた結果、冷凍庫に寝かせたジンを、ゆっくりと飲むほうが性に合っていると結論する。
芋焼酎も好きだが、賑やかな酒が好きだ。
賑やかに飲むには、芋焼酎のほうが合っている。
一人暮らしだから、別に隠さず、気が付いたら親父に飲まれることもない。
親父と同居していた頃は、自分用の酒を机の中に隠して、執筆中に飲んでいたっけ。
酒が見つかると、もれなく空瓶で返却される。
私よりもザルだから、食事と拉致られると、容赦なく飲まされるのも嫌だった。
夕食を仕方なく両親と食べて、これから仕事だから酒は飲まずにネットカフェへ行って仕事。
自宅だと、親父が一緒に飲めてうるさい。
こっちは、締め切りってものがある。
早く店に出て、メールチェックといつものネットカフェへ。
上機嫌の親父が、新しい酒瓶を掲げ、
「おい◯◯、飲め!」
駅の改札口で叫ぶな
酔っ払い!
とどつきたいのを堪えて、ひたすら無視してネットカフェへ直行。
こんな親父を持って、子どもの私が恥ずかしい。
失踪して、そのままなしのつぶての、いやいや魔がさして、コイツのせいで前科は馬鹿馬鹿しい!と自分自身をなだめる。
なんとなくだが、未だに酒瓶を隠す癖が治らない。
多分、不意に親父に会うと、
酒瓶投げる
親父は、膵臓ガンステージ4。
転移はあるらしいが、とりあえず今年末で生存率20パーセントの壁を突破するらしい。
相変わらず、酒を飲んで煙草も吸う。
とりあえず、店の運転資金で借金した後始末はしっかりやってくれればいい。
葬儀は全て免除されたし、父方の人間とはもう会うことはないだろう。
ヘタレの親父を持つと、子どもがしっかりし過ぎてしまう。
いかんよな、子どもの時間は短いんだ。
無理して、大人にならんでいいのだ。
酔っ払いの戯言、たまにはいいだろう。
缶酎ハイより、正しく酔える。
つまり、酒を飲みなら、ちゃんと瓶で買いなさいって事。
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