こんにちは、なな・エンナです。
子どもがまだ乳児で無職だった時、
オンラインで占い屋さんをしたことがありました。
カードを使って占うのですが、
ここでたくさんの女性たちのお悩みを聞いて
私もたくさんのことを学ばせていただきました。
そこで2つ、強く感じたことがあります。
「依存的だと幸せになれないなあ」
ということ。そして
「本当の気持ちというのは
自分でもわかっていないんだなあ」
ということ。
そのうちの
「依存的だと幸せになれない」について。
他者や外部によって幸せにしてもらおうしている限り、
幸せを得ることはできません。
恋人に・配偶者に、愛されたい。
彼に・夫に・妻に、愛されたい。
親に・上司に、認められたい。
誰かに大切にされたい。
みんなに大切にされたい。
誰もがそう願っている。
でもね、他者や外部は、コントロールできない。
思い通りにはできない。
これは自然の摂理。
雨降りや日の出日の入り、地球の回転、宇宙の星々の動きを変えられますか？
もしかしたら一時的に雨を降らせることはできるかもしれないけど、ほんの一時。
思い通りにし続けるのは無理でしょう。
「太陽さん、晴れてよ～。私を良い気分にしてよ～」
と求めて、曇りや雨だとウジウジ・グジグジ・不機嫌・ふてくされ。
たとえ一時の「幸せ」を得ても、
彼が・夫が機嫌を損ねるんじゃないか
嫌われるんじゃないか、とびくびく不安な気持ちはなくならない。
外の影響に揺さぶられ続ける毎日になります。
私もそうでした。
死ぬまでそうやって、他人の顔色・外のご機嫌をうかがい続けるの？
離婚して精神的に自立し始め、
他の女性たちのお悩みを聞く中でますます
自立することの重要性を実感しました。
（ちなみに、適切に他者に頼ることができるのも
立派な「自立」というのが私の考えです）
それに、
もしも他人の感情・考えを変えられるとしたら、
あなた自身の感情・考えも
他人から操作されるということ。
洗脳や催眠術などで可能かもしれないけど、
それで心の底から・魂の底から真に幸せになれるとは思えません。
人にはちゃんと本当の幸せに向かうように、
良心とかモラルとか魂のチカラというものがあるから。
何か悪いことをした時、
とがめられたり罰せられたりはしなくても
いつまでも罪悪感で胸がチクチク……
「お天道様は見ているよ」
とは、よく言ったものです。
でね、カード占いに来る方で
「占いで答えを教えて欲しい」とか
「占いで何とかして～～！」
って切実に頼ってこられる方もいらっしゃいますが、
その依存的な姿勢でいる限り
うまくいかないの。
もしカード占いをするなら、
占いの結果に対して自分がどう感じたか、
なぜそう感じたのか、
そう感じるということは
どんな価値観・考えがあるということなのかなど
自分について深く知るための機会にしてほしいし、
今まで見えなかった、考えていなかったことなど
可能性を広げるための機会にしてほしい。
カード占いをほんの少し利用して、
自分で自分を幸せにする。
そんな姿勢でいれば、うまくいくんじゃないかと思います。
私は、以前は時々自分のことでもカードを使っていましたが、
ノートを書いたりコーチングを学んでからは
ほとんど使わなくなりました。
カードがなくても、日々の暮らしの中で
何を感じているか、どう考えているか、身体がどんな状態か
しっかり自分を見るようになりましたし、
自分には見えていないことが何か必ずある、
可能性は他にもある、という前提でいて
メンターコーチのチカラも借りているから。
占星術などの命術と言われる占いは利用します。
でもそれもまず、自分の感覚が出発点です。
占いは、この世界のことわりやものの見方、
知恵などを総合的に学ぶためにはとても良い。
単なるエンタメや対人支援の技術ではなく
人類の知恵の学問であるとも思います。
占星学とか陰陽の暦など、私はほんの少し学んだだけですが
この宇宙の大きな「愛」を知ったというか
生きる土台になる考え方が得られたのを感じます。
あなたが占いで得ようとしていることは、何？
「愛されたい、大切にされたい」
その気持ちは、誰の心にもきっとある願い。
その願いを、望みを、欲望を、しっかり感じて。
そう感じている自分自身を見ることが、
自分で自分の命を愛し、大切にするはじめの一歩。
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