ビルは倒壊せずに済み揺れもだいぶ弱まり、避難する事になりました。
(この本震の揺れは6分間程続いたそうです。)


わたしのいたW区は震度6弱とされており、栗原市では震度7と当初から発表されていましたが、

後に、W区でも震度7を記録していた地区もあったとの発表もありました。

わたしのいたビルも、
自分や周りの人の体感などから
6弱より大きいように感じました。



100人以上もいるとても人数が多い職場のため、避難もさっととはいかず、

まず廊下にワラワラと出て整列しました。その先はロッカールームなのですが、

停電のためか入口の電子キーが反応せず、皆、上着や荷物は取り出せずそのまま避難する事に。


その間も何度か大きな余震がありました。恐怖のあまり歩くのもやっとの人もいて、背中をさすりながら非常階段を6階から1階まで降りました。


非常階段は所々ひび割れたり崩れかかっている部分もありました。



外に出ると車道は、車を気にしている余裕もなく人で溢れ返っていて、信号も点いていないので車も大渋滞です。


でも、あのビル内でのあの揺れから逃れられた安堵感からか、笑顔というか泣き笑いのような状態で、

冗談を言ったりしていたように記憶しています。



~後編へ続く~