4/19(金)朝ドラ『虎に翼』第3週「女は三界に家なし?」⑤ | てれびざんまい。

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『虎に翼』関連番組

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次回4/22(月)よる7時〜

 

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《次回》4/16(火)よる6時〜

 

2024年度前期朝ドラ『虎に翼』

 
4/1(月)放送スタート  NHK総合

毎週月曜~土曜  8:00~8:15

(土曜は「1週間ふり返り」)

激動の昭和を生き抜いた五黄の寅年生まれの猪爪寅子(伊藤沙莉)。法という翼を手に入れ、女性初の弁護士、のちに裁判官となった女性とその仲間たちの物語が幕を開ける!(「Gガイド番組表」より)
 
ヒロインのモデルは、日本初の女性弁護士・ 三淵嘉子(みぶちよしこ)さん。
 
 
📝前作『ブギウギ』と今作のヒロインのモデルは同じ年
 
笠置シヅ子さん
1914年(大正3)8月、香川県生まれ
 
三淵嘉子さん
1914年(大正3)11月、シンガポール市生まれ
 
 
連続テレビ小説『虎に翼』
 

 

吉田恵里香

 

 

演出

 

梛川善郎

安藤大佑

橋本万葉  ほか

 

 

制作統括

 

尾崎裕和

 

 

プロデューサー

 

石澤かおる

舟橋哲男

 

 

『虎に翼』メインビジュアル
 
主題歌
 
米津玄師「さよーならまたいつか!」

 

 

 

音楽

 

森優太

 

 

タイトルバック制作

 

シシヤマザキ

 

 

語り

 

尾野真千子

 

 

副音声解説

 

山崎健太郎

 

第3週「女は三界に家なし?」⑤

 

演出

 

橋本万葉

演出『とと姉ちゃん』『生理のおじさんとその娘』

プロデューサー『鎌倉殿の13人』

 

 

 

 

4/19(金) 第15回 

 

《前回のおはなし》

 

あらすじ(「Gガイド番組表」より)

 

実際の事件を調べるため、まんじゅうを作ってみることにした寅子(伊藤沙莉)たち。

 

すると涼子(桜井ユキ)が急に謝罪したいと言い出す。涼子が調べたところ、学長(久保酎吉)が元の事件を脚色していた。 

 

かわいそうな女性を女性たちが弁護しているように見えるよう改変していたらしい。

 

事実を知り、憤慨する寅子やよね(土居志央梨)たち。

 

《今回のおはなし》

 

涼「でも…、どうしても作ってみたかったの、お饅頭を。私を特別扱いなさらない皆さんと一緒に。」

 

皆、しみじみ感じ入る。

 

よね「帰る。」

事の顛末に「無駄な時間を過ごしただけ。」

 

それは違う、と、はる。

 

オープニング

 

今日は、色々な事に気付けて分かった良き日。

「私は、娘があなたたちと一緒に学ぶことができて、よかった。」と。

「志を同じくする仲間を得られたんだなって思えた。」

 

「これからも…。」

 

良い話になっていると思いきや。

 

後ろで、花江が泣いている。

 

一方、花江(森田望智)も抱えていた思いを吐き出す。

 

 

花「ごめんなさい。」「違うんです。」

寅子駆け寄り「どうしたの?」

花「独りぼっちだなあって。」

 

花:皆さんの話を聞いて入ると、私は、この輪に入れないって思う。

私は、皆さんの言う戦わない女側なんだな、と。

「それが、つらくて。」

「トラちゃんも、もう私のこと、親友って思ってないものね。」

兄の嫁と紹介してたし。

 

トラちゃんたちみたいに優秀で強い人には、私のつらさ、さみしさが分かりっこない。

 

よね:こんなやつにも寄添えと?

自分で好きで選んだこと。

梅子を指差し「この人は、家事や育児をしながら学んでいる。」

香淑を。「この人は、国を離れて言葉の壁もある。」

涼子を。「この人は、常に周囲に行動を見張られて自由もなく、いろんなものに縛られて生きている。」

 

(よねさん、そんなふうに…。また、よねさんが語る事によって染み入る皆さんの境遇。)

 

寅子は。

「そいつは、誰よりも授業を熱心に聞いているのに、月のものが重くて授業を休まないといけない。愛想振りまいてるから、何でも押し付けられる。」

「私から見れば、どいつもこいつも恵まれて、なまぬるい。」

けれど。

「つらくない人間なんて、いない。」

分かっている、と花江。

 

よ:分かってないから、弱音を吐く。ここにいる誰もそんな事はしない。

 

寅「はて?」

むしろ、弱音は、吐くべきだと思う。

よ:それでは何も解決しない。

寅:しないけど、受け入れることは、できる。

 

私は、皆さんを取り巻く問題に何もできない。

でも、せめて、弱音を吐く自分を、その人を、そのまま受け入れられる弁護士に、居場所になりたい。

 

よ「・・・。」

 

涼子が、私も弱音を、と立ち上がる。

「私が優秀なのは、私が努力したからなのに、それは誰も認めてくれない。

恵まれているからだ、華族だからってまとめられるのが嫌!」

 

寅「ありがとう、涼子様。」

 

梅「私は、姑の小言が、存在が、もう本当に嫌。お嫁さんの気持ち、よく分かるわ。」

 

香淑「ちょっと日本語を間違えると笑われるのが嫌!

女子部のみんなは違うけど、とっても意地悪な人も、とっても多い!」

 

じゃあ、と寅子が続こうとすると、

 

花「お義母さまが褒めてくれないのが嫌。」

は「えっ?」

花:どんなに、おうちのことを頑張っても、お料理も一度も褒めてくれず、いつもお砂糖を足してしまう。

 

直道「ああ、お母さんの味付けは、甘めだよな。丸亀の味。」

「分かる、俺には分かるよ。大好きな息子をとられたみたいで、さみしいんだろ。」

寅「違うでしょ、それは。」

でも。

道「俺は、花江ちゃんの味方。花江ちゃんが一番。」

 

道「だから、この家、出ようかな。2人で顔色気に合ってばっかじゃ、お互いのこと、本当に嫌いになっちゃうでしょ?」

それは、嫌。

は「私も、それは、嫌。2人の幸せが一番よ。」

花「お義母さま…。」

 

道「思っていることは、口に出していかないとね。うん、その方が、いい!」
 
語り「何でお前が話をまとめてんだ」顔の寅子。
 

 

何だか疲れちゃったから、お茶に、と、はる。
笑顔の花江。
花「ごめんね。」
寅「ごめんね。」背中をさする。
 
よ「・・・。」
香淑が、よねの腕をポンポンしてお茶に誘う。香淑の顔は見えない。
 
お見送り。
寅「また、明日。」
 
涼子が玉に鞄を渡しながら、
「ありがとう、玉。」
「あなたが、そばにいてくれて、いつも救われているのよ。」
微笑んで、頭を下げる玉。
 
よねを呼び止める寅子。
「よねさんは、そのまま、嫌な感じでいいから。」
よ「はっ?」
寅:怒り続けることも、弱音を吐くのと同じくらい大事。
「だから私たちの前では、好きなだけ嫌な感じいて。」
 
笑顔の皆。
 
よ「・・・。あほか。」
 
皆を見送る寅子。
 
待って、一緒に。と、よねを追う梅子、香淑。

 

 

《カフェー燈台》

 

カウンター内で作業するよね。
「・・・。」
 
《教室》
 
翌朝。
和やかに、栗饅頭の話をしていると、よねがやってくる。
 
挨拶には答えず、おもむろに寅子の前にひざまずき「失礼。」
 
袴をたくし上げ、

 

よ「三陰交。」ツボを押す。
 
なんでも、店のおねえさんに教えてもらった月のものの痛みに効くツボだという。多少は楽に。
 
皆の笑顔。
 
寅「皆さん!」
クラスメートに、お知らせ。
 
よ「はっ?」
食いついてくる笠松さん。
 
「教えて。」「私も。」「私も。」
 
よ「くるぶしの指4本分のすねの骨の内側。」
 
皆の笑顔としぶしぶ顔のよねのスローモーション。
 
「こうして、弱音や怒りを吐き合いながら…。」

 

 

昭和十年(1935)春
 
その頃の笠置シヅ子さん まだまた「ブギウギ」
《昭和10年(1935)21歳》
三笠宮家創設に従い、芸名を三笠静子から笠置シズ子に改名。「シヅ子」に改名するのは、歌手を廃業した昭和32年(1957)。
 
「寅子たちは、女子部を卒業しました。」

 

結局、残ったのは五人だけ。嗚呼。
 
皆と一緒で楽しかった、と涼子。
寅「みんなで弁護士になりましょうね。」
よ「当たり前だ。」
 
小泉「先輩方。」
かの山下「おめでとうございます。」💐
六人の下級生。
 
笑顔で、先に行って待ってる、と寅子。
 
「法廷劇の乱闘記事が、くしくも変わり者の乙女たちの心をつかみ、女子部は、首の皮一枚で、なんとか存続できることに。」
 

 

 「これから3年間、寅子たちは、男子学生と共に学ぶことになります。」

 
寅「久保田先輩、中山先輩!」
みんなが、やめなくてよかった、と涙目中山先輩。
久「みんなが来てくれて心強いよ。」
 

 

 

花岡「フフ…、来た来た。」
 
《つづく》
 
次週

 岩ちゃん、そして戸塚純貴さんが!

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あさイチ』

 

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