3/30(土) 朝ドラ『ブギウギ』【最終週】第26週「世紀のうた 心のうた」⑥ | てれびざんまい。

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ドラ【こぼれ噺】

 

『ブギウギ』
 
連続テレビ小説「ブギウギ」メインビジュアル
 
最終週第26週「世紀のうた 心のうた」⑤ 

3/30(土)1週間ダイジェスト
《ナレーション》北郷三穂子 アナ
 
ダイジェストからはこぼれてしまったけれど…。
『第26週』こんなシーンもありました。
 
3/25(月) 第122

《羽鳥邸》

 

浮かぬ顔で、新聞記事のスズ子を見る善一。

 

麻里「あなたも負けてられないわね。」

善「そうだね。・・・。」

 

 

《世田谷》

 

ベッドに大の字、スズ子。

「・・・。」

 

愛介、ツヤ、梅吉の遺影前に。

 

思い出走馬灯。

 

幼い頃『はな湯』でみんなと。母の笑顔。

父と上京した日。

帽子を取ると坊主頭の六郎。

愛助と手を取りあって踊った中庭。

 

遺影の愛助。

 

 

《稽古場》

 

ピアノをじっと見て、羽鳥との稽古初日を思い出すスズ子。

 

善(歌うのは、福来君なんだ。福来君が楽しく歌えれば、それでいいんだ。)

 

ステージの思い出。

『ラッパと娘』

『東京ブギウギ』

善一の笑顔。

 

オールスター男女合戦での『ヘイヘイブギー』

 

ため息、一つ。



《羽鳥邸》


善一もまた、暗い仕事部屋で一人。
 
 
《花田邸》
 
タケシ、愛子、大野を集めるスズ子。
「そない見んといてえ、穴開くわ。」
明るく言うスズ子だが。
 
「ワテ…、歌手を引退しようと思います。」
 
愛「引退って、何?」
ス:歌手をやめようと思う。
 
取り乱すタケシ。
辞めて、この先は?
 
ス:女優さんの仕事を。幸い、頂けるお芝居の仕事も、少しあるし。
 
「僕は認めない!」部屋を飛び出すタケシ。
 
大野:ああ見えて、一番間近で、歌手の福来スズ子さんを見てきた人ですから。



3/26(火) 第123

《喫茶店》

 

(りつ子さんの、フワフワオーガンジー白ストール。)

 

り「そう。それは残念ね。」

 

驚くスズ子の、茨田さん物まね。

「あっ、そう。勝手にやめたら。」

とか、言われるかと…。

 

そう、思ってはいるけど。

り「あなたのことは、同志だと思ってきたから。」

「歌手として、女として、同じ時代を生きてきた同志。」

「だから、あなたの決断を尊重します。」

 

私は、生涯歌い続ける。

年を取っても、一日でも長く歌い続ける。

 

ス「はい。それでこそ、茨田さんや。」

 

2人の笑み。

 

話題は、羽鳥先生へ。

「絶縁する。」の言葉。

 

り「まあ…、先生のお気持ちも分かるわね。」

先生は、歌を本当に愛しているから。

歌い手は、歌の一部。

歌が、全て。

 


《羽鳥邸》

 

ピアノで、さみしげな『東京ブギウギ』をポロンポロンと弾く善一を、じっと見る麻里。

 

《花田邸》

 

スズ子が帰宅すると、門の前にタケシ。

 

タ「お疲れさまです。」

 

家に入り、先日の非礼を詫びる。

「引退は、スズ子さんが、よくよく考えられたことなのに。」

 

今までのマネージャーとしての日々、

スズ子の歌への感謝を語る。

(歌で)「もっと励ましてもらいたかった。」

 

(アイランド)キッチンで聞いている愛子と大野。

愛「甘えん坊や。」

 

ス「ありがとうな。」

歌っていたかいがある。

 

タ:スズ子さんの歌に励まされた人たちは、全国にたくさんいる。

 

その人たちにお礼を伝えるために、新聞や雑誌記者の人を呼んで、きちんと発表の場を。

 

大げさだと恥ずかしがるスズ子。

タ「いえ、福来スズ子は、それくらいの歌手なんです!」

 

大野、愛子も同意。

スズ子も承諾。

 

ス「ター坊…、あんた、知らん間に大人になったなあ。」

 

でも、まだ心の整理がつかないタケシは泣き出して、愛子に「よしよし。」される。

 

4人の笑顔。



《花田邸》

 

スズ子が帰宅すると、門の前にタケシ。

 

タ「お疲れさまです。」

 

家に入り、先日の非礼を詫びる。

「引退は、スズ子さんが、よくよく考えられたことなのに。」

 

今までのマネージャーとしての日々、

スズ子の歌への感謝を語る。

(歌で)「もっと励ましてもらいたかった。」

 

(アイランド)キッチンで聞いている愛子と大野。

愛「甘えん坊や。」

 

ス「ありがとうな。」

歌っていたかいがある。

 

タ:スズ子さんの歌に励まされた人たちは、全国にたくさんいる。

 

その人たちにお礼を伝えるために、新聞や雑誌記者の人を呼んで、きちんと発表の場を。

 

大げさだと恥ずかしがるスズ子。

タ「いえ、福来スズ子は、それくらいの歌手なんです!」

 

大野、愛子も同意。

スズ子も承諾。

 

ス「ター坊…、あんた、知らん間に大人になったなあ。」

 

でも、まだ心の整理がつかないタケシは泣き出して、愛子に「よしよし。」される。

 

小田島、一と。4人の笑顔。



《羽鳥邸前》

 

スズ子を見送る麻里。

 

羽鳥は、あなたに捨てられるのが怖いのかもしれない。

いなくなったら、自分の歌が作れないぐらいに思っているのかも。

 

そんな事はない、とスズ子。

 

麻:私、変にやきもちやいてしまいそう。

スズ子は、そんな関係じゃない、と慌てる。

 

麻:分かってる。

でも、あなたたちの関係は、ほかに誰も入ることのできない、何か…、

二人が気付いていない、二人だけの世界がある。

 

麻里を苦しめていたのでは、と案じるスズ子。

 

麻「そんなことない。」

「私、あなたが大好きよ。歌手 福来スズ子としても、花田鈴子っていう人間にしても、最高の友達だと思ってる。」

ス「麻里さん…。」

 

喜ぶスズ子は、握られた両手を、ブンブン振り、微笑みあう。

 

そして、話題は引退会見に。

善一に報告したかったのだが。

それを知ったらどんな顔をするか見もの、と麻里。困っているスズ子。

麻里もまた「大いに、二人とも苦しんじゃえ!」

 

抱き合って笑いあう二人。

麻「きっと、大丈夫よ。」

 


《花田邸》

 

引退発表の日。

 

愛子はお代わりをして食欲旺盛。

 

タケシ、小田島、一(はじめ)がやって来る。

 

慌ただしく登校する子供たち。

愛「マミー、頑張ってくるんやで。」

ス「ありがとう。」

 

 

《羽鳥邸》

 

こちらも姉妹が登校。

善一もまたお代わりをして食欲旺盛。

虫の知らせかしら、と麻里。

 

今日、スズ子の引退発表があると知らされた善一。ショックを受けないように、前もって教えてあげる。

 

麻「これでも、一応、あなたを愛してますから。」

善「・・・。」

 

 

《福来スズ子 歌手引退報告会場》

 

控室にスズ子とタケシ。

 

タ「じゃあ…、行きましょうか。」

キュッと頷く、スズ子。



3/27(水) 第124

《会見》詳細

司会進行、タケシ。自己紹介をしだして、スズ子に止められる。

 

ス「福来スズ子は、本日をもちまして、歌手としての活動から、引退いたします。」 

 

理由としては、

今までのようなパフォーマンスができなくなってきたというのが、一番大きな理由。

 

年をとって、体も心も、少しずつ、言うことを聞かなくなってきた。

 

まだ歌おうと思えば歌えるし、踊ろうと思えば踊れるけれど…。

 

わがままですが、自分が一番輝いていた時を、そのまま残したい。自分自身の手で汚したくない。

 

お客さんに喜んでもらえて、自分も満足できる福来スズ子でいることが、もう難しくなってきたと、いうのが一番の理由。

 

そして、質問をつのる。

 

記者「思うようなパフォーマンスができなくなってきたとのことですが、年末の『男女歌合戦』は素晴らしかったと思うのですが。」

 

ス「あれが、最後の花火ですわ。」

 

割り込む鮫島。

 

鮫「近頃は、福来スズ子の人気も落ちてきていた。」

そこに、水城アユミ。もう勝てないなんて思いは?

 

タケシに制されるが、答えるスズ子。


ス:別にスポーツでは無いので。

ただ水城さんは、素晴らしいし、これからすごい歌手になると思う。

自分の存在など、皆、すぐに忘れてしまう。

それが悔しくないかと言われたら勿論悔しいが、

それが一番の理由ではない。

 

理由は、自分の思うパフォーマンスができないということ。

 

記者:歌手をやめて、今後の芸能活動は?

 

ス:これからは、役者として活動を。

お姫様みたいな役はできないけれど、うるさいおばちゃんとか、鬼みたいなしゅうとめとか、上手にやれると思うので。

「皆さん、お仕事下さい。」

 

記者たちの笑い声。

 

鮫:歌手はやめるが、役者は続けるというのが、よく分からない。やっぱり、水城アユミから逃げるということなのでは?

 

ス「まっ、そうかもしれまへんわ。そう、見られても、しゃあないです。」

 

鮫「負けを認めますと。」

長年、コンビを組まれた羽鳥先生は、引退に関して何と?

 

「絶縁します。」と言われた時の羽鳥の顔が頭をよぎる。


ス「それは…。」

 

タケシは、了承された、と。

 

鮫:羽鳥善一も、最近は、ヒット曲に恵まれていない。あなたを簡単に手放すとは思えない。

 

ス:先生はこれからも、すばらしい曲を作られていく方。羽鳥先生の曲を歌わせてもらったことに、本当に感謝している。

 

先生がいなかったら、自分は間違いなくここにいない。

 

福来スズ子の大部分を作ってくれたのは、羽鳥先生。


どんなに感謝しても、感謝しきれない気持ちで、いっぱい。

 

「それ以上のことは、何もおまへん。」

 

鮫「・・・。なるほどね。よっく分かりました。でも、な〜んか…。」

「寂しくなるな。」

最後に。

もう全く歌手に未練は?

 

ス「どうでっしゃろ…。」 

「まあ、未練があれば、やめへんのとちゃうんかな。ワテは未練がましい女やし。」

後悔する日がくるかもしれない、と陽気に言って記者を笑わせる。

 

会見を終わらせようとするタケシ。

「皆さん、未練は、もうないですね?」

 

鮫「最後に。一曲、聴かせて欲しいな。」

 

一同「おお〜。」

 

 断るスズ子。

「一曲では、とまらへんようになってしまいますわ。」

 

笑い声。

 

鮫(フンッ)

 

ス「皆さん、歌手、福来スズ子をかわいがってくださって、ホンマに、ホンマに、ありがとうございました。」

 

タケシと共に、深々と頭を下げる。

スズ子、清々しい笑顔。

 

記者たちから拍手。

 

涙ぐむタケシも拍手。

鮫島は、ハンチングを取り、拍手。

 

やりきったスズ子、ふぅっ、と一息。



《花田邸》

 

手作りの苺のホールケーキ。

花が沢山ついた可愛らしいお手製カード『マミー、おつかれさまでした』

 

愛子、大野、小田島、一(はじめ)に語るスズ子。

 

不思議な気分。

自分が歌手をやめる日が来るなんて、思ってもなかった。

 

それ以上に思ってなかったのは、大好きな歌をやめるという時に、周りにいるのが、「あんたらやったいうことや。」

 

何か、変な感じ。

何で、こんな大事な日に、一緒にいるのが、あんたらなんだと思うのに、

(しょんぼりタケシ)

「あんたら以外は考えられへん。」

 

今、この瞬間、一緒にいられることを、心から幸せだと感じる。

 

「皆さんは、ワテの宝物です。」

喜びのタケシ。涙ぐむ小田島。愛子、大野、一の笑顔。

「家族。血ぃのつながりなんか、関係ないねん。」

「皆さん、ワテと出会うてくださって、ホンマに、ありがとうございます。」

 

大人3人は頭を下げ「ありがとうございます。」「ました!」

 

「そして、これからも、どうぞ、よろしゅう頼んます。」

 

皆「よろしくお願いします。」

愛「よろしく。」

 

皆の笑い声。

 

ケーキを食べよう、と和やかに。

 

笑顔の愛助、ツヤ、梅吉の遺影。

 


《羽鳥邸》

 

暗い部屋。

一人、「真相婦人」の福来スズ子引退会見の記事を見ている善一。

 

《水城アユミに勝てない。先輩歌手として引き際か!?》

 

『東京ブギウギ』ステージでの笑顔のスズ子の写真の隣に。

《羽鳥先生にはどんなに感謝してもしきれない》

 

《先生がいなかったら今の自分はなかった》嗚呼、鮫島セレクト。



善「・・・。」

 


《喫茶店『珈琲をどうぞ』》


引退報道にびっくりして、秋山上京。


秋山は、まだまだ現役を続けながら、若いのを鍛える、という。

もっと梅丸を繁盛させる、と取り出したのは、かの『四季の宴』のチラシ。


お互いに尊敬しあうスズ子と秋山。


そこに、股野とアユミ。

再会を喜びあう、股野と秋山。


アユミは、スズ子に問う。


本当に引退してしまうのか。

引退して欲しくない。

まだまだ勉強したいことが、たくさんある。


うれしいけれど、とスズ子。


だけど、引退するのは、あなたのステージのせいでもある。


あなたの歌にめちゃくちゃエネルギーもらえて、最後にあんなふうに歌えた。


これから毎回、エネルギーをもらうわけにはいかない。


だから、あなたを見て、歌手としての人生をスパッとやめようと。


ス「バトン、渡したで。頑張ってや。」


深々と頭を下げ感謝するアユミ。

「必ず、福来先生のような歌手になります。」

スズ子の微笑み。



3/28(木) 第125

全シーン放送!台詞は抜粋されていたけど、ダイジェスト史上初!

スズ子と羽鳥先生、最後の二人きりのシーンでした。

 


3/29(金) 第126

《花田邸》

和やかな夕食。
『さよならコンサート』の話題で盛り上がる皆。

1人浮かぬ顔の愛子。
母は、もう2度と歌わないのだ、と思う。
鼻歌や子守歌は歌うよ!というタケシ。
「マミーは、絶対歌わんと思うわ…。」史実。

愛助の遺影を前に、パジャマ姿の母子。
愛子は考える。絶対歌わない母とは?
想像もつかない。

だけど、それでいい。

「マミーが、そうしたいんやったら、それでええねん。」

ギュッと抱きしめながら、
ス「あんた、何で、そないに、ええ子やねん。誰が育てたんや。」
愛「マミーやがな。」
ス「せやな。マミーや。マミーと愛助さん。」

遺影の笑顔。

ス「ダデーの自慢や。」


《「さよならコンサート」楽屋》


楽屋訪問。詳細。


賑やかに、林さん、秋山、リリー、和希ちゃんが楽屋訪問。

ス\ぎゃ〜っ!/

和「あんたは、ウチらの誇りや。」

ス「あんたらこそ、ワテのスターや!」

林「飲め!」生き血ボトル、スルー。

 

最後の掛け声。林さん、また「男子禁制」で✖。

4人「強く、逞しく、泥臭く、そして…。」

林「いくぞ!」

一同「艶やかに!」

 

加わってきたのは、坂口さん。

山下さんと共に。

ス\ぎゃ〜っ!/

 

坂口さん、村山興行の専務に。

山下さん、「タケシが、迷惑をかけて…。」などと感極まり、スズ子、ハグ。甥っ子・タケシも加わり、

坂「お前は、あっち行け!」

 

皆の笑い声。


🖊追記します。🙇
 


 

《ラストシーン》


《花田邸》


タケシ、大野におかわりを頼んで、却下される。


ス「そやで。

自分のことは、じぶんでやる。

やれんことは、やってもらう。

ほんで、やれることは、やってあげる。

人に生まれてきたからにはらみ〜んなに、義理があんねん。」


その義理を果たすのが人情だと思う。

この世は、義理と人情だらけ。


「ちゅうわけで…、お代わりや!」


タ「あははは!」

ス「お願いします!」

大「やられだ〜。」


愛子、小田島、一(はじめ)、5人の笑い声。


中庭に舞う、花びら。


(さて。《おわり》の言葉が無いと巷で話題のこの物語…。


終わりじゃないのか、つづくのか!)

乞うご期待。