私はパチモン臭い怪しい物が好きだ。

それは本家には無いバタ臭さと、精一杯背伸びしてもそれでもまだ胡散臭さが抜けきれていないからだ。

例えばこの中華の安物のパトカーのミニカー。
どうみてもメルセデスベンツっぽい車種に警視庁の文字とエンブレムが強烈にパチモン臭いではないか。


どうやらベンツのEクラス辺りがモチーフのパトカーらしいが、本物の日本の警視庁がベンツのパトカーなんぞ持ってる訳が無いのがこのミニカーが怪しさ満点でお気に入りなのだ。

こんな車種と日本の警視庁のパトカーの組み合わせに漢字で「警視庁」と書かれたミニカーは絶対にトミカでは作らないで有ろうチョイスだ。

そしてこの「エルジンUSA」の腕時計とノベルティオイルライターも胡散臭さではかなりの物だ。
今や名だけが引き継がれたに等しいエルジンのブランドが、今から30年位前に販売していたタグ・ホイヤーっぽいスポーツウォッチ。

いや、これは正しくはエルジンのホイヤータイプの腕時計なので「エル・ホイヤー」と呼ぶべきだろう。

そのエル・ホイヤーと、エルジンの何周年?だかのノベルティに腕時計とセットで販売されていたオイルライター。

勘違いしないで頂きたいのだが、これはジッポータイプのオイルライターで有って決して「ジッポー」製では無いのだ。

ケース素材はブラス製でインサイドユニットの作りも中々良いジッポー「タイプ」のオイルライターに、エルジンUSAとアニバーサリーの文字がエッチング加工されたオイルライターなのだ。

この腕時計が発売されていた当時、エルジンは既に米国では消滅したブランドで有り、日本の企業がエルジンの商標ライセンスを買い取り「エルジンUSA」と名乗って沢山腕時計を生産し始めたのだ。

故に今現在日本で販売されている新品のエルジンUSAの腕時計は、1970年代以前のエルジンとは無関係な上に会社の所在地もUSAでも何でもない。

日本の企業が日本製のムーブメントを中国製のケースに入れて組み立てて日本で売っているだけだ。

でもそんな胡散臭い現代のエルジンUSAの腕時計の品質はパチモン等とは呼べない程に品質は良い。

そのへんのロレックスのパチモンなんぞとは訳が違うきちんとした高品質な腕時計なのだ。

だが、エルジンUSAの腕時計は何処かハイブランドの腕時計のデザインばかりを借用しているからか、腕時計としての品質は確かな物なのにどうしてもパチモン臭さが抜け切らない。

そこが私がエルジンUSAの腕時計が好きな所なのだ。

どれだけ頑張っても何処かパチモン臭さが抜け切らない。

精一杯背伸びしてもハイブランドにはなれないブランドイメージ。

良い感じじゃないか!エルジンUSA。

そしてこれはトイガンでは有るが、本家の製品を忠実にマルイがトイガン化しただけなのにどう見てもパチモン臭いと言うかバタ臭いと言うか、中華のチープエアガンみたいなデザインの
イメージな
スターム・ルガーKP85。

この野暮ったくてダサさの抜けきれ無い、田舎臭さ満点なスタームルガーのPシリーズ初期の迷銃を実銃に忠実な外観でトイガン化したマルイは本当に凄いと思う。

本家の製品ソックリなのにダサくて野暮ったい✨。

これ等の何処かパチモン臭いデザインのアイテムをこよなく愛する私なのでした😅🙇✨。