黒猫と秋薔薇 | moyism

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ジャンクアートと古道具ときどきベルカントたまに黒猫

11月の営業日は

11月19日(土)~  25日(金)

11:00~16:00

通常通り

第3土曜日から一週間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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一日に三回ほど

ジジは

私と一緒に外に出る。

外と言っても

玄関先か店の入り口前

なのだけれど。

時間にして10分ほど。

私にとっては

ちょうど良い息抜きだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外に出るとまず

テラコッタタイルの上で

ゴロゴロする。

ひとしきりゴロゴロしたら

周りの様子を伺うのだが

臆病なジジは

周りを気にしつつ

常に匍匐前進。

それでも

少しずつ慣れてきて

徐々に行動範囲が

広くなってきている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐いけれど

外には

興味を惹かれるものが

たくさんあるのだろう。

息子が育てている

鉢植えの薔薇の間に

しばし佇み

道路に出ようとするジジ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを見て

抱いて家の中に連れ帰る私は

いつも思う。

私のしていることは

ジジにとって

本当に

幸せなのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外に出たいと催促するジジを

自分の休憩に合わせて

外に出す。

嬉しそうなジジを見て

私も嬉しくなる。

 

けれどジジは

自分の好きなように

行動できるわけじゃない。

中に入れるときは

嫌だと軽く抵抗する。

 

外を自由に走り回れたら

どんなに楽しいことだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元野良猫のジジ。

我が家に来て1年。

外で生きていくことは

もう無理に違いない。

 

それでも

本当は

外で自由に生きることを

望んでいるのではないか?

それができないのに

外の世界を見せるのは

逆に罪なのではないか?

知らない方が

幸せなのではないか?

そんな思いが

私の脳裏を去来する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私には

ジジの気持はわからない。

ジジにとって幸せではないかと

私が思うことを

やっていくしかない。

けれどそれが

自分の思いだけになってはいないか?

独りよがりな幸せを

ジジに押し付けてはいないか?

その気持ちは

持ち続けていたいと思う。

 

ジジのおかげで

自分が幸せだということに

感謝して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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