大人になってから、趣味の活動で仲良くなった方で、
中学受験的無双をされた人(エミさん(仮))がいます。
私も〇十年前に中学受験しているので、
その凄さが分かりすぎて、震えるのですが、
生々しくならないように、現在の男子校で例えると、
開成も筑駒も受かった、みたいな感じです。
もちろん、他にも受験した学校は全て合格。
知り合った当初は、お互いに中学受験をした過去など知らなかったのですが、
仲良くなり、突っ込んだ話もするようになると、
お互いに「中学が私立」と打ち明けて、
もっと仲良くなると、昔の中学受験は牧歌的だったねーなど話すようになり、
話の端々で、とても成績が良かったのだなと察し、
ある時聞いてみたら、
「昔は、実は勉強が得意だったの。なんでかな?!」
(凡人に聞かれても、分かりません)
と、中学受験無双状態であったことを聞きました。
エミさんによると、学校の成績が結構良かったので、
試しに受けてみた日能研の入塾テストで、
いきなり全国トップ30位入りしまい、
テストを受けた校舎から名前入りの鉛筆2箱をプレゼントされ、
月謝無料の特待生(?)で来て欲しいと言われたとのこと。
(そんな世界が、あったんですね?!
今もある制度かは、わかりませんが…)
エミさんはそれがきっかけで、中学受験をすることに。
エミさん曰く、この時は
「どんな問題を解いていても、
すごく分かりやすい視力検査してるみたいな感じで、
絶対、誰が見ても大きく右側が空いてるから
『右!』と答えてるだけなのに、みんなに『すごいー』と言われて、
あれ、世の中ってこんな感じなのかな?
なんで、皆はこの問題解けないんだろう?
と不思議だった。
中学受験で、私って勉強ができるんだ!と思ってしまった」
とのこと。
理解しようとしたことは、全て輪郭がクッキリ見えて、
ちょっと説明を聞いただけで、分かったそうです。
そして、そんな人生が続くと思っていたら、
「高校になって、物理が突然、苦手になって。
それから、世の中でどんどん、分からないことが増えて。
社会人になったら、エクセルの使い方も苦労するし、
理解しようとどんなに努力しても、スッキリ理解できない事が増えて、
今は税金とか、保険の仕組みとかでも理解に苦しむ、
ただのオバサンだよ~。
どうして、小学生の時は、世の中の全てがあんなに明確だったんだろう」
と、一緒に飲んだ時に笑いながら話してくれました。
謙遜して言ってますが、
エミさん、世間的には超高学歴です。
ただ、学歴がどうだろうと関係なく、お付き合いしていて、
非認知能力の高さとでも言うのでしょうか、
人が困っていたら誰よりも早く感じ取り、
さり気ない感じでサッとサポートする、そんな力がずば抜けていると感じます。
(しかも例えば、ちょっとプライドが高い人には、
すごくさり気ない部分で必要最低限のサポートにとどめたり、
相手のキャラなどに応じた微調整が絶妙なのです)
エミさんは、途中から勉強も苦手が出てきた、みたいな事を言っていますが、
当時のセンター入試が、上手に非認知能力を測れなかっただけで、
時代がエミさんに追いついていなかったのではないのでしょうか。
(↑めちゃ、エミさんシンパの私…)
それにしても、エミさんは、
「中学受験が、私の学力のピークだったわー」
と自嘲気味に言います。
確かに、塾とか模試などの偏差値的には、そういう事になります。
中学受験で測られる能力と、大学受験でみられる能力は違うし、
その子の成長のタイミングで、
中学、高校、大学どの受験で結果が出しやすいかは
変わってくるんだろうなあと思います。
中学受験沼にいると、中学受験が全て、
中学受験の勝ち組は人生勝ち組だし、
中学受験に失敗したら、勉強苦手な証拠で、お先真っ暗・・・
のような気持ちに、つい、染まりがちなののですが、
決して、そんな事はない、ということかとも思います。
エミさんは「エクセルが今も苦手で、毎日イラっとくる」と言いますが、
私からみると、中学受験の話を聞く前から、
感じがよく、コミュ力が高く、朗らかで、
良い意味で「無知の知」を体現している、
とても頭がいい人という印象です。
お勉強だけで測れない頭の良さいうものが確かにあるのだと、
エミさんを見て居て思います。
が、本人は「自分のピークは中学受験だった」
という、ほろ苦い思いが常に胸の中にあるとのことでした。
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