◆孤独のデブメ◆東京都品川区旗の台 特大もも焼と地鶏のたたき | Boo-chan+ 's Room ~Restaurant , Travel info & a little Boxing...~

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趣味の部屋です。
好きな情報番組やドラマなどの影響をモロ師岡に受けて、勢いのみで立ち上げてみました。
ほぼ食レポ、旅情報もチラホラ。ほんの少しボクシング。。。矛盾した内容ですが、興味があるかたは覗いてみてください!





旗の台。

東急大井町線と、
東急池上線の停まる駅。

この日は、台風が関東地方に接近してきているとのこと。なので早目に帰れ、とのお上からのお達し。でも、ここで帰るのも何か勿体無い。。。どうしたものか。。。とボーっと考えている間に、旗の台。。。何に導かれたのか、仕事に疲れているんだか、そして、腹が、減っているんだもん。。。

店をさがそう。

商店街が左右に広がってる。
そこを攻めるか、いや路地裏を渋く攻めるか。。。路地裏を攻めよう。

おっ。渋い店、発見。
若鳥焼、鳥わさ、菊正宗。
やっぱり、俺はぁ~、、、菊正宗ぇ~。
歌っている場合ではない。ここにしよ。

🍗鳥樹 本店🍖
03-3785-8472
東京都品川区旗の台3-11-13
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131712/13018530/
👉鶏一筋40年、晴れの日も、雨の日も、嵐の日にも焼台に立つ名物大将。いい仕事をしてます。

「いらっしゃい~!御一人様?せめぇ~けどカウンターにどうぞっ!」

威勢のいいダミ声。年期の入った味のある声だ。この人が大将っぽいな。腕のいい仕事人って感じがする。この大将と今日はがっぷり四つだ。

えっ。。。

鶏1羽、まるまる。。。
ここから捌くのね。
すげー。へぇー。ほぉー。うわぁー。
鶏を捌くの見てるだけでも飽きない。

皮とももを焼いている。。。う~ん、絶対にうまい。もも焼はマストだな。ただ、焼きはそれなりに時間がかかる。逆に冷たいものなら仕込んでいるし、すぐ出してくれそうだ。うまく組み合わせてみるか。

すみません。。。

おっ、まずはお通し。

👆お通しの納豆と鶏のスープ
「目茶苦茶あちぃ~ですから、気ぃ~つけてよぉ。」

そういうけど、そこまで熱くはないでしょ、大将。器も持てるくらいだし。。。いただきます。。。

ふー、ふー、ズッ。。。ぐわちぃ!あはぁ~ちぃ~。びっくりしたぁ。。。うわあご、やられたなこりゃ。焼酎ソーダ割で冷却して。。。ひと呼吸おこう。。。今度は、念入りに冷まして、ふー、ふー、ふー、ふー、ふー、ズッ。。。っんつぃ、でもうまぁ~い。ははぁ~ん、この鶏から出た脂だな。これが熱さとうまさの理由か。。。こりゃやられた、大将。

「はい、おまち。これで口を冷してくださいな。」

👆茹で鶏のさっぱり塩ダレ
「夏にピッタでしょ?さっぱりしてますよ。」

ナイスタイミング。ここでさっぱりは助かる。きゅうりは鶏肉の最高のバディだ。おっ、この鶏、味が染みている。出汁につけて冷してあるようだ。こりゃうまい。

「あい、タタキです。」

👆モモたたき
「タレをブワァーってかけちゃって食ってね!」

キタキタ。さっき、焼いていたヤツ。この店の真骨頂。浸けずにかけるのか、よし。ブワァっと、かけちゃえ。いただきます。うひょっ、鶏の弾力がナイス。固くもなく柔らかすぎでもない、鶏ジュースが溢れんばかりの肉の焼加減。お見事。皮はパリッとしてるし、すごく香ばしい。サッパリした中にもニンニクなどの薬味が効いたタレもいい。この店の看板メニューだけはある。素晴らしい。

👆ハツ
「うちのハツは焼加減が命よ」

焼き鳥のハツ。どれだけの命がこの一皿に宿っているのだろうと思うと、神妙になってしまう。心からいただきます。

くおぉ、何だこのほとばしる液体は。鶏の血なのか、いやエキスだ。この焼加減と塩加減が絶妙なんだ。レアではない。その証拠にいっさい皿にはハツから汁は出ていない。でもひと口で歯を入れるとジュワジュワっとあふれでてくるではないか。。。こんなうまい、ハツは初めてだ。大将、ブラボー。

👆冷しゃぶ
「焼いてから冷してんですよ。旨みはそのまま閉じ込めてるんで、いってみてください」

いかせていただきます。へぇー、パサパサ感が全然ない。しっとり、やわらかい。焼き、という調理法って凄いんだ。冷しても鶏肉のやわらかさ、旨みを閉じ込める、これもベテランの為せる業なのだろう。

「おまっとさんでした。」

うおっ!これは、すごい。。。

👆特大もも焼
「でけぇだろ?でもお兄さんならペロリだろぉ?」

定番の期待を背負って、いかせていただきます。それにしてもインパクトがスゴい。野性味出して、かぶりついてやるっ。ガブリっ。。。くぅー。。。うんめぇ。。。鶏のどストレートを真正面から喰らってしまっている。パリッとして香ばしい皮、エキス滴るもも肉、絶妙な塩加減。他はいっさいない。鶏肉の醍醐味を味わえる、真っ向勝負の逸品だ。あっ、半分食っちまった。。。ペロリだ、こりゃ。

👆唐揚げ
「あい、ジューシー唐揚げ。火傷気を付けてよぉ。」

二度同じミスは犯さないですよ、俺は。とは言うものの、揚げたての唐揚げほどあの劇熱の肉汁スプラッシュの恐怖に恐れおののいてしまう。ふー、ふーを5セットして口の中でローリングしながら、少しずつ肉を仕留めていくしかない。いくぜ。あふっ、あふ、あふ、あち、あふ。。。いい。ワイルドで、肉やわらかぁい。この唐揚げは酒に合う。塩加減が俺にはバッチシなんだ。大将に向けて小栗旬のCMのようにグーサインを送ってしまう。大将、見てなかったと思うけど。

それにしても、大将をはじめ気さくなお店だ。コロンビア人やプエルトリコ人の客と仲良く写メとったり、英語で会話したりしてたし。初めての客にも話しかけて場を和ましながら、鶏を捌いたり、焼いたりしている。博多中洲の屋台のようだ。旨い鶏、旨い酒、そして笑顔、そんなありふれたものがこの店には肉汁の如く溢れている。

ごちそうさまでした。

「ありがとうね。何かあまりお構いできなくて。良かったら、また来てくださいよ。宜しくねぇ!」

このダミ声が何か味があっていいんだよな。。。この店のに無くてはならない人だ。紹介したくなる、そんな店がまた増えた。大将、また会いに来ます。