鬼滅の刃映画で
初めてちゃんと鬼滅の刃を知り
何も知らないが故映画館見にきてる客で
一番情報量が多かったであろう

印象に残ったシーンは2つある。

一つ目は
炭治郎が夢の中で
家族の死を迫られる悪夢を見せられた時。
彼は家族の死は自分があの場にいなかった故に招いた過ちと深い傷を負っていたのに
敵に対して、
『俺の家族がそんなこと言うわけがない』と言い切ったシーン

彼は彼自身が招いたことに対して罪悪感、後悔の感情は持つのに
それを家族から思われてることと人のせいにしないところがとても印象的だった
人のせいという言葉は適切じゃないかもしれないけど
自分ならば、確信のない
思われても仕方がないと落ち込むだろう。そして自分を責めるだろう。
それでも彼は家族に対して絶対的な信頼を持ち
家族からの愛をたくさんもらった人なんだという場面が何度か見えてくる。
自分のことより人のことを想えるところ
感謝の気持ちを忘れないところ
正直でまっすぐなところ

二つ目は
敵を倒していくアニメが必ずしも勝つわけではないこと。壁にぶち当たることがあること。それがとてもリアルだった。
絶対的強者と言われる煉獄さんを初めて見た時
勝手な安心感を持った
炭治郎、禰󠄀豆子らが戦ってる時は心のどこかで落ち着きがなく焦りや不安を感じていたけど
この人は絶対に大丈夫だと思い切っていた。
しかし、どれだけ最強と言われる人でも叶わないことがあり、明日が来なくても勝つことが正義ではないことも学ぶ。
何を思い考え戦ってきたか、負けても後に残るものはとても偉大で炭治郎にとってとても強い魂となった。
煉獄さんが願った明日はあの映画館で観た人全員を感銘させた。
力強い、人情に熱い、最後まで諦めない彼の姿勢は明日を生きる私たちに希望を与えてくれた。

強さは必ずしも体に限ったことではない。
老いて死んでいくことも美しい。
今の自分をありのまま愛していいよ。毎日を精一杯生きることが美しいよ。と教えてくれてるような気がした。