携帯の中に書きかけ小説が数件溜まってます。

(ほとんどがGuardian Deities)←オリジ小説のタイトル

そのうちの一つ。

12月頃に作り始めたやつんだけど…あれ?今何月ですかねww

桜散ろうかという時に…ww

時季外れすぎるorz


笑うもよし、見なくてもよし。

好きやーって言ってくれると嬉しいけど、言われるほど実力がないのも事実w



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『うっわ…寒っ』




ドアをあけるといきなり冷気が顔を撫でていき、思わず顔をしかめた。

今日は全国的に冷え込むらしく
当たり前のように吐く息が白い。

羽織っていたコートのボタンをキチンと止め、
少しでも外気と触れるのを避けた。



ふぅ、とため息をつき空を仰ぐと
夜空に散りばめられた星々が目に映る。

一年で一番星が輝くのは
空気が乾燥する冬だと思う。
…今日は三等星まで見えそうだ。




傍にある椅子に腰掛け、
少し冷えたマグカップを握り直した。


花火などで賑わう夏と違い、冬は本当に静かだ。
時に寂しさもあるが、静かな時間が好きだったりする。



星も綺麗だし…


初めて逢ったあの日から
彼の全てが嘘みたいに輝いていて、

あぁ、やっぱりこの人は星の子なんだなぁと
変に納得した記憶がある。


同じ夜空に輝くものだけど
星と月とじゃ、全く違うから



時に羨ましく
時に悲しく思った。


「こんなとこに居ったん!」



静寂を破り、隣に座ったのは
紛れもなく星だった




「何してたん?」




カイロを渡してくれながら優しく笑う。

それさえも美しいと思ってしまう。





『星を見てたの』


カイロのお礼を告げ、
質問に答える。



彼は「へぇ」と私の指さす方へと顔を向けた。




一瞬の静寂が二人を包む。
不思議と、気まずくはなかった。




「…なぁ」



先に沈黙を破ったのは彼だった。




「こんなに広い世界や。
いろんな人が居んねん。
顔も性格もみんな違うやん?」


『そうだね』



カイロを持ってるとはいえ、
冷たくなった手に息を吹きかけながら返事をする。

そんな自分を優しく見つめながら彼は続けた。



「だからといって焦ることないねん。
お前はお前のペースで行けばええねん!」


「な?」と笑いかける彼。
私が今まで思ってたことなんて、彼には何も告げてない。
それなのに私の心を見透かしたかのように、ほしかった言葉をくれたのだ。
彼にはホント、かなわない。


『…琢って…実はエスパー?』


真面目に問う私が面白かったのか、それとも予想外だったのか…
一瞬キョトンとした顔で見たかと思ったら
「なんやそれっ」と笑いだす。

こっちが真剣に聞いてるのに、と頭の中では怒りながらも
彼の笑顔についついつられて笑ってしまう。
悩んでたことが馬鹿らしいと思えて…なんとも不思議。





「まぁ、何かあったらいつでも相談のるからな」


ひとしきり笑った後、彼は私の頭をぽんっと叩き
片手をひらひら振りながら部屋の中へと去って行った。




ぱたん。とドアが閉まったのを確認し
視線を空へと戻す。



さっきまでの気持ちが嘘のよう。
心も夜空と同じように澄んでいて…



『ホント、かなわないや』



苦笑いと同時に本音を漏らし、
ゆっくりと彼らの待つ場所へ歩みだした