~Promise~
「おぃ、ラディ」
仕切り板を叩く音がして目を覚ました。
重いまぶたを開くとそこには友人の姿
「…んだよ…まだ眠いのに」
閉じそうな瞼を必死にあげながら彼のそばに近づく。
その光景を何か面白いものでも見る様な目で見つめられていた。
「俺な、もう行くわ」
「は?何言ってんのお前」
突然発せられた言葉。その意味が分からずに首をかしげる
すると彼は寂しそうに俯き、苦笑した。
「何処に行くんだよ」
改めて問うてみるが彼は笑ったまま動かない。
だんだん腹が立ってきた
「なぁ!」
「だ か ら、あいつらの所だよ」
ため息混じりに言われ、更に腹が立った
「んな事言われてもわかんねぇよ!あいt………ぇ!?」
「そういうことだよ」
言葉と同時に彼の目が開く。生気の感じられない目が…
「俺が行くのは、向こう世界」
「まじかよ…」
「だから、しばらくの間、ラディにも会えない」
「…」
淡々と話をされる。俺はと言うといきなりの展開にただ戸惑っていた。
彼の瞳が俺を真っ直ぐに捕らえる。
…だが俺は…
「目ぇそらすなって」
だけど…
「けど…」
「別に悲しむことでもねぇだろ?いつかは来ることなんだ 俺も、お前もな」
「そうだけど…」
彼の顔が見れなかった…
「そこでだ。お前に頼みたいことがある」
「え?」
ぱっと顔を上げて彼を見る。俺に何かできることがあるのか?
彼は「やっとこっちを向いたか」と言いたそうな表情をしていた。
「頼みって何?」
「俺の頼みはひとつだけ。お前はまだこっちに来るな」
「…ぇ?」
「お前が今こっちへきたら、飼い主が悲しむだろ。 …もう俺みたいに飼い主を悲しませるな」
彼の表情は真剣で、でも悲しみが満ち溢れていた。
確かに今俺も行ったらあいつは立ち直れないかもしれない。弱いからな。
「約束だぞ?」
彼がニヤリと笑う
「…あぁ。任せろ」
つられて俺もニヤリと笑った。
しばらくして、彼は石のように微動だにしなくなった。
そして、天に昇ったその数時間後、彼は埋葬されるために俺達が住んでいた水槽から姿を消した。
2匹居たはずの水槽は自分が思っていた以上に広かったらしい。彼が居なくなって気づく空虚のスペース。
「飼い主を悲しませるなだと?…最後までカッコイイやつだったな。なんて、あいつの前では言わないけど。」
水槽内を見渡しながらポツリとつぶやく。
カッコイイなんてあいつの前で言ったら調子に乗りそうだからな。
さぁ~て!そろそろ、俺の役目が待っている。
飼い主が戻って来る頃だな。
…今一番彼女の気持ちが分かるのは俺だからな。
ラオス、お前との約束ちゃんと果たすからな。
END
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↑はラオス擬人化。髪の毛が自慢です
ラオス追悼の小説。
水槽内ではこんな会話があったのかな…とw
つか、しばらく書かない間に文章表現下手になりすぎてる!
本日記にのせるつもりだったけど、あまりのヘタさにブログで公開することに…うぅぅ_| ̄|○
ちなみに、ラオスは私の中で木村君のイメージ。
彼は私のベタの中でも一番容姿が美しかったですから…ラオス、ゆっくり休んでね。
