息子が育てていた

ちょうちょが飛び立ちました。


何匹か

先に無事に羽化して

飛び立っていったのだけど、


羽化する時に

うまく羽が伸ばせなくて

飛べなくなっていた

ちょうちょが3匹

いました。


その子達は

そのまま自然界に戻ると、

すぐに他の虫に食べられてしまう。


それはもちろん、

自然の原理なんだけど。


それでも

幼虫から育てていた我が子は

その子達を

最後まで育ててあげたい。


というので、

お世話を始めました。


羽は広げられなくても、

口ではちゃんと

蜜が吸える。


だから

何とか1週間、元気に生きていました。


そして今日

そのうちの1匹が、

飛べなかったはずの子が、

何と我が子の手から

空へと飛び立ちました。


いきなりのことで

我が子は悲しくて

涙になっていたけど、


ちゃんとここまで

よく育てたものだと

母は関心しました。


それと同時に

とても我が子を

誇らしく思いました。


出会いがあれば

別れがある


でもそれは自分では選べず

自然に

必要なタイミングで起こるのだと

思います。


今回のことで

また一つ

大きく成長した我が子。


残った2匹の子達は

可哀想だけど、

羽がくしゃくしゃで

飛び立った子のようには

巣立てないと思います。


なので

引き続き、その子達のお世話をする中で、

自然と関わる中で

また学びがあるんじゃないかと

思います。


海外は

日本のように

学校で虫を育てるようなことはしません。


だからこそ、

こういう機会が持てたこと、

自然との関わりが

生活の中であることは

とてもありがたいことです。


飛び立ったちょうちょが

卵を産んで

その卵の子が羽化して

来年、我が子に会いに来てくれたら

嬉しいなぁ〜

なんて勝手なことを思う母でした。