「信長のシェフ」第6話を観ました | テレビ三昧の日々・・今日のツッコミどころ

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今期のドラマ、新作はもうすでに続けて観てるもんは

少なくなってしまった。

中には惰性で観てるもんもあります。


しかししかし、ここにきて今期最高のドラマが出てきました!


最初は、もう何の期待もしていなかった、というか

ほんのお子様向けだろう、あーアイドルのファン向けね・・

なんぞとバカにしてましたが・・・


あー、私は何と見る目がない(笑)

こんなに面白いとは!

もう、毎週のこの時間が楽しみでしょうがない。


今回なんて、もう見どころのてんこ盛り状態。

この一時間に何と贅沢な!(笑)と呻ってしまった(笑)

今では顔も名前も知らんかった主演の男の子までが可愛くって仕方ない(笑)


「信長のシェフ」第6話

出演:玉森裕太/及川光博/志田未来/香椎由宇/ゴリ/芦名星
   宇梶剛士/大和田獏/市川猿之助ほか
ナレーション:来宮良子

原作:西村ミツル、作画:梶原卓郎「信長のシェフ」(芳文社)
脚本:深沢正樹、倉持裕
監督:兼崎涼介、田村直己、藤岡浩二郎
主題歌:Kis-My-Ft2「My Resistance -タシカナモノ-/運命Girl」


浅井長政(河相我聞)の元から逃げ出したケン(玉森裕太)は、危ないところを楓(芦名星)に助けられる。同じころ、姉川では徳川軍と朝倉軍に続き、ついに浅井軍が攻撃を開始。浅井軍の勢いは織田本陣に迫るほどに。そんな中、楓のために料理を作ったケンは、ときおり脳裏をよぎる、コックコートを着た女性のことを思い出す。その後、織田軍本陣に戻ったケンに、信長(及川光博)は浅井・朝倉の兵に食わせる料理を作れと命じる。


 


いやー、もうねー良く出来てるわ。


「そうかー?しょせん深夜枠の安上がりなアイドル向けの話だろ」

と言う方もいるでしょう。

そう、その通りです(笑)

深夜枠だし(笑)まことに金掛けてないし(笑)アイドルが主役だし(笑)


でもねー、面白い話を脚本、演出、役者それぞれが

同じ方向性を向いて本気で取り組めば、

深夜であろうが、安上がりだろうが、アイドル向けであろうが

面白いドラマが出来るんですよね。



これはその最たるもんだと思いますよ。


私は原作のコミックは全く知りませんでした。

しかし、目の付け所は良いですね。

戦国時代にタイムスリップした現代のフレンチシェフが、織田信長の料理人として

その天下取りを料理で支えていく・・

タイムスリップものとしたら「JINー仁」の2番煎じだろうが

戦国時代・織田信長としたのが勝因でしょうね。

だってねー、あの信長ですから(笑)そんでもって戦国時代で戦だらけですよ

どうしたら料理が関係するんだーと思いますよそりゃあ(笑)


でも、料理が関係するんですねーものの見事に(笑)

というより、もう料理で戦に勝っちゃうんですから(笑)



今回なんて、焼肉の匂いで敵の戦意を消失させちゃう(笑)

こりゃあ信長でも大笑いだよな(笑)

しかも今回はそれだけに終わらず、堺の鉄砲商人達相手に

パオン(ポルトガル語でパンのことらしい(笑))まで作っちゃう(笑)

なんと古いバナナを発酵させて酵母菌まで作るんだから(笑)

(ちなみに日本で最初にバナナを食ったのは信長らしい(笑))

で、それをあの千利休(大和田獏)が食べるんだからシュールでしょ(笑)


あー、まだ言い足りない(笑)

毎回こんなのばっかですよ、そりゃあ面白いだろう。


脚本が又良く出来てます。

もう見せ場をてんこ盛りにして飽きさせません。

さすがは深沢正樹です。


 

で、肝心の主演の玉森裕太君、ジャニーズのKis-My-Ft2という

ややこしいグループのメンバーだそうですが(笑)

そんなのこのオッサンが知ってるわきゃあない(笑)

でも、かえってそんな偏見抜きで観たらこの主演は当たりですよ。


経験不足で、確かにセリフはたどたどしいけれど

その初々しさが却って、このドラマに嵌ってます。

最初は、なんだこの弱々しい兄ちゃんは(笑)でしたが

おかしなもんで、回を重ねるごとに応援したくなる(笑)


変に感情的にならず、いつも淡々と料理をしていくんですよね。

しかもいちいち解説までしてくれる(笑)

で、きめのセリフ「いざ!戦国のキュイジーヌ!」

まあ最初は、なんだこれー(笑)と思いましたが

今じゃあ、おー!待ってました!ですな(笑)


ほとんど金田一少年の「じっちゃんの名に懸けて!」ですが(笑)

 
 

で、それに輪をかけて嵌ってるのが、及川光博の織田信長です。

あの彼独特の見栄が、このドラマの信長にピッタリくる。

もういちいちポーズを決めてるんですから(笑


他の時代劇でこんな信長をやれば浮いちゃうでしょうが

全編がコミック風に統一してるんで、これでないとダメでしょう。

もう、今じゃあこの信長でないとしっくりこないほどで(笑)


女優陣もあの志田未来が相変わらず達者にこなしてるし

くノ一役の芦名星が存外に良い。

で、これまで回想シーンでしか出てなかった香椎由宇が

なんと同じようにタイムスリップしてた。

あー、又見どころが増えたじゃあないかー(笑)

 


 

しかも毎回意外な役者が登場するのも見どころで

今回なんて本願寺顕如役に市川猿之助が登場したが

まあ、あの芝居がかかった演技が、殊の外ここではハマる(笑)


で、来週はいよいよ明智光秀が登場

演じるはあのSMAPの稲垣五郎

うーん、あのエキセントリックな演技は、又このドラマには合うよ。

もう、どんだけ期待させるんだ!ちゅう感じですね。


この配役見ても、このスタッフがこのドラマをどういう風に

見せたいかが分かりますよね。

全体が統一されてるんですよ


ここが今のドラマに欠けてるところじゃあないですか。


まあ深夜枠で時代劇、しかも戦国物なんで合戦シーンはチープですよ、

とても大河ドラマのようにはいかんよ。

ありもののセットで撮ったのバレバレだし(笑)広めのショットなんて

全く無いし(笑)

でも、それを逆手にとって、いろいろ工夫してるのが分かるし

制約があるからこそのアイデア勝負が生きてきてるんですよね。



これの成功は、今のドラマ界には刺激になりますよ。

ゴールデンで金掛けてキャスト揃えて、局を挙げてのごり押しをしても

散々なのはもうすでに分かってるでしょうに。


 


最後に、このドラマの影の功労者はナレーションの来宮良子だと

主張したい(笑)


名前だけだとピンとこないでしょうが、声聞けば誰でも分かる。

なんと御年81歳!いまだ健在!凄いです。

私の様なオッサンだと、かの銀河鉄道999、スケ番刑事シリーズ、大映ドラマなんかが

思い出されます。

この人のナレーションで歴史なんかが紹介されるだけで漂う独特の世界。

これこそこのドラマの独特の匂いなんですよね。



あー、もう書き足らない!


とりあえず来週も観るぞ!